《2017.3.25》
(1833)

※3月24日以前の日記は、前ページに掲載

昨日の予算委員会全体会議は、総括質疑の最後の発言者である私の質疑が終わったのは、午後7時25分。8時から再開後の討論では、2番目に立ちました。
●6部局に「アスベストへの取り組みと課題」を質したわけ
総括質疑で各部局の見解を質したことへの答弁は、昨日の日記で報告しています。6部局のそれぞれから続けて答弁を得ることにしたのは、アスベストがそれほど多くの部局に関係する問題であることを、全議員に認識してほしかったからです。各部局とも、懸命に答えてくれたと思っています。
●アスベスト対策条例の柱となるものを示す
危機管理室が「市条例の必要性について調査検討する」と答えたので、「アスベスト条例を作るとすると、どのようなことが検討課題になるか」と、重ねて問いました。しかし、まだ的確な答弁はできないようです。
そこで私は、堺市が条例制定を迫られる5つの課題を示しました。@北部地域整備事務所の工事で住民に大きな不安を与えた行政ミスの再発防止、A麻袋再生業による石綿健康被害とその潜在被災者への対応、B増大する民間解体によるアスベスト飛散の防止、C阪神淡路、東日本大震災などで話題なった「震災アスベスト」への取り組み、Dアスベスト問題の啓発と伝承。
震災アスベスに関しては、熊本地震で環境省が動き出した事例などを紹介。アスベストへ問題への対応は、消防局や環境事業部などを含め、ほぼ全庁に及びます。そこで最後に、分担して全部局を束ねる3人の副市長が、共同して「アスベスト条例」実現に取り組んでもらいたいと要請しました。
●尼崎市職員の熱い思いも紹介
なお、議論の過程では、尼崎市の職員が、「1件たりとも新たな(石綿)患者を出さない」との強い意識を持って解体現場に立ち入っていることなどにも触れました。

月25(土3.1℃〜12.6℃。「桜の開花」が聞かれるのに、まだ寒さが続いています。

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