《2017.3.24》
(1832)

※3月23日以前の日記は、前ページに掲載

予算委員会総括質疑の2日目。遅くとも3時半頃、と考えていた私の出番は、なんと午後7時になりました。「アスベスト対策」に絞って、まず、関係する6部局に対して現状や課題について質問。簡単に要約すると、次のような答弁を得ました。
▼建築都市局・建築部=解体工事で保育園や近隣地域に多大な心配と迷惑をかけたことをお詫びする。その後、健康リスクに関する検証を進め、過ちを繰り返さない対応を行いたい。建築物石綿含有調査者の取得をめざすなど、職員の専門性も高めている。
▼環境局・環境対策部&建築都市局・開発調整部=リサイクル法に基づく床面積80u以上の解体工事届出の情報を共有し、アスベスト含有建材の処理に関する業者指導を強化している。3月から、チェックリスト未提出に事業者への立ち入り調査も行っている。
▼健康福祉局・健康部=検診を必要とする一人でも多くの市民に石綿検診を受けてもらうことが課題だ。市民との協働をさらに進め、受診者のフォローアップ、啓発、受診勧奨に努める。
▼教育委員会・学校教育部=現在、アスベスト教育は実施していないが、国の動向、先進的な取り組み情報を収集し、研究する。

▼危機管理室=1970〜90年代に大量に建築された建物の解体が増加する中、アスベスト飛散から市民の健康を守る取り組みを進める。関係部局による会議開催、市民との連携、工事業者への啓発・指導なども必要だ。法令・知見を把握し、市条例の必要性も調査・検討する。
●危機管理室所管する副市長に求めた答弁
竹山市長の見解は、本会議健康福祉委員会で聞いています。そこで今日は、各局にわたるアスベスト問題を束ねる立場にある田村副市長に決意のほどを質しました。
▼田村副市長=安全安心を標榜する堺市政にあって、今般のアスベスト等に事案に反省している。再発防止に鋭意取り組む。アスベスト対策専任職の設置し、市有建築部の外壁仕上塗材のアスベスト含有調査も開始する。全庁的体制の構築、他自治体の取り組み調査、関係職員の関係法令研修と部局を超えた横の連携や情報の共有を徹底させたい。今回の事案を苦い良薬として、市民の健康を守る市役所として、安全・安心のまちづくりに邁進したい。
●アスベスト対策条例をめぐる提案
総括質疑と、その後の討論を通じて、「アスベスト対策条例」についての提案をしました。その詳細は明日の日記で報告します。

月24(金5.0℃〜115℃。「三寒四温」ならぬ「五寒三温」だとTVコメンテーターが…

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