《2017.4.21》
(1846)

※4月20日以前の日記は、前ページに掲載

月21(金朝、一時小雨。その後は曇り空だったようで、気温は12.1℃〜19.5℃。

10時からの百条委員会は、小林由佳、黒瀬大両議員を同時に尋問する「対質」という方法で開かれました。最大の疑惑となっているチラシの印刷枚数についての委員長の主尋問に対して、小林議員は今日も証言を拒否。休憩して協議の結果、刑事訴追を恐れての発言であると理解して、その理由を認めることにしました。
●いきなりの「離党」表明
驚いたのは、維新の会の三宅議員の「説明責任」についての尋問に、小林議員が維新離党を表明したこと。尋問者は「寝耳に水。真相解明と何の関係もない」と困惑していました。「無所属になって不信を回復したい」という小林議員のセリフも意味不明です。ともあれ、このタイミングでの「離党」は、秋の堺市長選を控えて、イメージダウンを避けたい維新幹部のしっぽ切りに違いありません。
●離党ではなく、議員を辞めるべき!
最後に尋問に立った私は、小林議員が議会に対して「プライバシー侵害の懸念」を主張し、テレビ撮影やインターネット中継を拒む要求をしながら、自身はテレビカメラの前で「業者が精神疾患」などと言ったことは矛盾すると追及。さらに、説明責任が一向に果たされていないこと、富山市で辞任した市議の不正額の104倍にもなる不適切支出に鑑みても、「離党」ではなく「議員を辞めるべきではないか」と厳しく迫りました。
●アルバイトの一人は黒瀬議員の妻
また、これまで関係が明らかでなかったアルバイトについて質すと、何度も答弁を渋っていた小林議員が「黒瀬氏の配偶者」と認めました。

もっとも、小林議員も黒瀬議員も「辞める」とは答えませんでした。しかし、アルバイトに関する新事実、依然として不透明なチラシ配布の実態などを踏まえ、百条委員会は今後どのように対応するか検討が必要です。委員長の所信表明など、明日の日記でまたご報告します。

▲いずれも関西テレビ「報道ランナー」

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