2月15日に続き、中皮腫・じん肺・アスベストセンター事務局長の永倉冬史さんや中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の古川和子さんらと堺市のアスベスト関係部局との話し合いに同席しました。一昨年、煙突解体工事でアスベスト飛散事件を発生させた堺市ですが、その煙突からのアスベスト除去工事をめぐって、また疑惑が広がっています。
前回、古川さんらが指摘した問題点について釈明するため、今日午後の話し合いには建築都市局長も出席。除去工事を請け負った業者まで同席させるという異常事態です。しかし、日頃からアスベスト問題に取り組み、専門知識をもつ人たちを納得させるには至りませんでした。
●3月5日の大綱質疑で議論する予定です
今日、午前中の議会運営委員会で、私の大綱質疑は3月5日(月)に行うことが決まりました。アスベスト撤去工事に関する疑惑が発生した以上、この問題を議論の柱とせざるを得ないと思っています。5日の出番は5番目。前に立つ4議員(公明党・ソレイユ堺・自民党・共産党)が通告した時間から推察すると、午後4時半ごろの登壇です。もっとも、前の発言者が通告時間よりも短く終わることがありますから、休憩再開後(3時半)になる可能性もなくはありません。
●議運では、議員報酬引き下げについて問題提起
ところで、先日の議会力向上会議で、大阪維新の会が提起していた「議員の処遇」(議員報酬)については議会運営委員会で議論することが確認されました。しかし、その後の議運で維新議員は、まったくそのことに触れません。やむなく、「議論するのか?」と質したところ、「議員報酬のあり方」をテーマとしたいとのこと。本気で「報酬削減」を考えているのか疑わしい限りです。
そこで私は、「堺市の議員報酬が府内で最高額になっていること、また、市長が給与半減したという事態で、自分たちの議員報酬を下げる必要はないか」という具体的テーマで議論すべきだと主張。議運委員長が「この問題は公式な議論だけでなく、会派間の調整なども必要だ」と発言したので、「ぜひそうしてほしい」述べ、さらに、「維新の会も20%減にこだわらず、実現可能な減額案が整うように協力すべきだ」と、要望を付け加えました。
昨日、市当局と話し合った後、古川和子さんらは市政記者クラブを訪ねて、記者会見。後ろで聞いていて、記者の皆さんに問題の核心が伝わったかやや心配でした。今朝の朝刊では、毎日新聞が大きく報じています。
大綱質疑に備え、パワーポイントのスライドを作りながら、議論の筋を練り始めました。