昨日の熊本市での視察では、4月14日以降の余震がほぼ収まった4月30日から6月7日にかけて行われた1万6千戸余りの建物の予備調査、1156戸の本調査などの実施状況について説明を受けました。
また、地震で倒壊した家屋などの解体時に、建材にアスベストが含まれているかどうかを簡易的に測定できる「アナライザー」という機器が活用されたとのこと。解体に対する周辺住民の不安に対応する意味でも効果が大きかったそうです。私が興味を示したら、その機器を見せていただくことができました。
●福岡市で政治倫理条例の研究会
さて今日は、政治倫理九州ネットワークの事務局が置かれている博多駅近くの法律事務所で政治倫理条例の研究会が開催されました。参加者は、九州大学名誉教授の斎藤文男さん、弁護士の市川俊司さんと前田恭輔さん、飯塚市の市民グループ「資産公開を考える」のメンバー2人と私です。
飯塚市は、堺市での政治倫理条例制定を参考にして福岡県で最初に条例を制定した自治体です。ところが、2015年12月に市議会が条例改正を行って資産公開制度を廃止し、併せて政治倫理審査会から市民を閉め出しました。これに対して、市民の手で新たな条例をつくる作業が進められており、その条例案などについて意見を交わしました。
飯塚市から九州各地に広まった政治倫理条例は、その後様々な進化を遂げていて、堺市の条例も見直しが迫られています。
午前10時から、5月議会の議事運営などを協議する議会運営委員会が開かれました。現在の任期の最後の議会運営委員会です。約30分で閉会となり、その後、来期の議会運営委員予定者の会議が開かれ、議運正副委員長選挙のための協議に入りました。この協議では、新議長、新副議長を含む議会役員を各会派間(維新・公明・自民・ソレイユ堺)で割り振る折衝が行われていると模様です。例年、それぞれの思惑がぶつかり、難航しています。今日中には表向きの協議は再会されないことになりました。
そこで、早めに退庁して、新幹線で東京へ。夜6時半から中皮腫・じん肺・アスベストセンターで開かれた、アスベスト条例の検討会議に出席しました。この会議は3度目で、各地の条例の内容を確認しつつ、あるべき条例の姿を探る議論が続いています。併せて、堺市で発生したアスベスト測定結果の改ざん事件についても、意見を交わしました。
次々発芽が進むフウセンカズラの成長に備えて、ネットを張りました。また、例年よりも早い花期を迎えそうなアジサイを並べて、事務所前の模様替え。