白鷺駅前での議会報告。準備中や終わってからも「議員活動報告」を請求してくださる方がありました。駅前で伺ったことや、活動中に気づいたことを北部地域整備事務所に伝えてから、お昼前に登庁。
午後からは、議会力向上会議です。正副議運委員長が正副座長としてして進める今年度の初会合です。議会報告会を「高校生みらい議会トークカフェ」として開催したいという正副座長提案がありました。選挙年齢の引き下げに伴い、若い人たちに市政への関心を持ってもらう試みとしては賛成です。しかし、一般市民を対象とする報告会も開催すべことを主張しました。
今朝も早起きして、5時~7時半、長曽根町の残り地域に「議員活動報告」(632部)を配布しました。もちろん、私の担当地域外にも順次、たくさんの方々のご協力でお届けしています。
さて、今日は午後、堺市の測量業務発注に関して、長年にわたって議論してきた異常事態の改善方針が市当局から示されました。この問題を最初に取り上げたのは、2007年9月議会。多くの測量業務が測量士ではなく、大阪公共嘱託登記土地家屋調査士協会に随意契約で発注され、表示登記を名目としながらそうではないものが多々ありました。そのとき、市当局は「今後は、契約業務の適正な執行を図る」と答弁。5年前に少し改善されたものの、特定業者に発注が偏るなど不透明な異常が続いていました。改めて、政令市などの執行状況を調査した市当局が、やっと本格的な改善方策の実行を決意したようです。
●再認識したい「議会基本条例」
また、今日の議会力向上会議では、前年度の議論で結論が出なかった「議員研修会の公開」についても諮られました。正副座長案は「議員の資質向上を目的として開催されるものであり、その主旨を踏まえ、非公開とする。ただし、議員からの申し出に基づき、議会が適当と判断し、かつ講師が是とする場合に限り、議長の了承を得たうえで公開することができる」というもの。
堺市議会は、5年前に「議会基本条例」を定めました。その前文で「本市議会は、議会の活動に関する様々な情報を積極的に発信し、これを市民と共有するとともに、多くの市民の市政への参画を推進することにより、市民にとってより身近で開かれた議論の場としての役割の強化及び充実に努めなければならない」と宣言。また、第3条(議会の活動原則)では、「(1)議会活動の公正性及び透明性を確保すること。(2)市民との意見交換等を通じて、多様な課題の解決に取り組むこと。(3)議会活動について、市民に説明し、情報公開を行うこと。(4)議会の役割に鑑み、継続的な議会改革に取り組むこと」と定めました。
このような規定に照らせば、「非公開」を前提とする議会の会議が存在することは間違っています。事情によってやむを得ず「非公開」とすることがあっても、ハナから市民を閉め出すような取り決めには同意できない旨を表明しました。
前述の議会報告会の議論でも、「議会基本条例」への認識が薄れてしまっているように思えてなりません。なお、次回の議会力向上会議は8月17日(金)午後2時~です。