《2019.6.28~30》
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※6月27日以前の日記は、前ページに掲載

月28(金雨は降らなかったものの、蒸し暑さがぐんと高まりました。不快指数も増大。

午前中、所用があって大阪市中央区のマイドーム大阪へ。G20の交通規制を考え、地下鉄を利用して堺筋本町駅から歩きました。本町通は北海道警などの応援警官の姿が目立ち、所用を済ませて帰る頃には車が通行止めになっていたようです。
午後から登庁して、市教委、建設局などと協議。その後、北区役所や北部地域整備事務所にも足を運んで調査しました。

月29(土25.5℃~30.5℃。雨はなく、梅雨を待ちわびたアジサイを片付けました。

G20で来日中のトランプ米大統領が、会見で「日米安保条約は不公平だ」との認識を示したそうです。従来の主張の繰り返しですが、日本政府はきちんと反論したのでしょうか。
1960年に改定された日米安保条約は、米国に日本防衛義務を課すと共に、日本には米軍への基地提供義務を課しています。米軍の駐留費用は条約では米政府が全額負担する建前ですが、土地の借料などは日本政府に支払い義務があり、支払う必要のない費用含む約6千億円を毎年負担しているとのこと。さらに、騒音、事故、米兵犯罪などが基地周辺の住民に重い負担を強いています。とりわけ、全国米軍基地の7割を押しつけられている沖縄の人々の負担は深刻です。日本政府は、これらの事情をきちんと示して、日米安保体制が双務的であることの認識を求めたのでしょうか。それとも、トランプ発言を利用して平和憲法の改定をもくろむつもりでしょうか。警戒が必要です。

月30(日熊本地震の被災地・益城町で川が氾濫。自然災害の追い打ちは酷です。

今日も所用で大阪市内へ。G20警備の警察官があちこちに待機する様子は目撃しましたが、交通規制には遭遇しませんでした。
もっとも厳重警備だったと思われるトランプ米大統領は昨夜のうちに韓国へ。そして今日午後、板門店で金正恩朝鮮人民共和国労働党委員長と会談。「軍事境界線を越えて人民共和国側に足を踏み入れた最初の米大統領になった」と報じられています。緊張緩和は大いに歓迎すべきことですが、来年の米大統領選挙を控えてのパフォーマンスなのかもしれません。
沖縄で、米軍基地に接収された土地の返還を求め、丸木位里さん・俊さんの「沖縄戦の図」を展示する美術館を建てた佐喜眞道夫さんの著作『「アートで平和をつくる―沖縄・佐喜眞美術館の軌跡』(岩波ブックレット)を読みました。「平和」を実現するための地道な活動記録です。

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