午後1時に開会された8月定例会の初日本会議は、45分で延会に。その後、議会運営委員の協議に出席した市長から、任期満了となる監査委員、教育委員の人事案が示されました。
●百条委協議で証人尋問などを確認
続いて、百条委員会の委員協議。竹山前市長の代理人弁護士から届いた意見書と、これに対する百条委の法的アドバイザー・安生弁護士によるコメントが披露されました。
安生弁護士は、竹山氏代理人弁護士のそれぞれの主張について反論し、結論として「本件調査事項の調査及びこれまでの本委員会の活動の一切は、地方自治法100条の調査権の範囲内である」と言明しました。各委員とも、安生コメントに基づいて百条委の活動を進めることに合意。前回委員会の議決によって議会事務局から竹山前市長に送付した尋問日の日程調整についての返信期限を9月4日とすることも決めました。
また、万一にも返信を得ることができなかった場合は、百条委において期日を指定して出頭請求することを確認。併せて、市長選の出納責任者であった阪本圭氏に対する証人尋問を実施、維新の会が求めている選対組織図は地方自治法100条1項に基づかないで任意提出を要請することになりました。なお、これらのことは、9月6日(金)午後3時に開会予定の百条委員会で正式決定します。
ただ、竹山前市長は、議会事務局との電話折衝の際に「出頭しない」との意思表示をしたようです。もしも「出頭拒否」という事態になったら、地方自治法100条9項は「告発しなければならない」(議会の義務)と規定しています。今日の委員協議の場では、池田委員長(維新)もさすがに、「前市長を告発したくない」とつぶやいていました。やっぱり、竹山前市長には、万難を排して説明責任を果たしてほしいと思っています。
10時に議会運営委員会。引き続いて決算委員会理事会、議会力向上会議と会議が続きました。議運では代表質問・大綱質疑の議事運営を協議。私の大綱質疑は、9月3日(火)の5番目。開始時間の予測は難しいのですが、おそらく3時半以後になるのではないでしょうか。
テーマは、「①百舌鳥古墳群の遊覧ヘリコプター」と「②特別職等の旅費」を通告しました。もっとも、持ち時間が答弁を合わせて40分しかありませんから、どうしても議論しておかなければいけない①だけで終わってしまうかもしれません。
②については、6月21日の臨時議会で永藤市長に質したテーマです。その折、「ご自身の出張がある前に改めるべきだ」と迫り、市長は「公務にかかる費用として妥当かどうかを見直し、市民の理解を得られる形で実施したい」と答弁しています。しかし、今議会に旅費関係の条例改正の提案は今のところありません。秘書課に、市長・副市長への旅費支給状況を示すように求めたところ、次のような情報が提供されました。
●市長・副市長に支給された旅費
永藤市長=7/3~8アゼルバイジャン(世界遺産委員会)776,110円、7/29~30東京(指定都市長会議他)51,100円、8/5~6東京(世界遺産登録推進議連他)53,870円。島田副市長=7/30東京(国交省他)41,660円。中野副市長=7/23~26ベトナム(友好都市関係)335,580円。
国内出張で宿泊を伴ったのは、永藤市長だけだったようです。宿泊料16,500円や日当が支給されていますが、大阪市長だったら宿泊料は13,200円。大阪府知事は13,200円を上限とする実費です。また日当は、知事が2008年、大阪市長も2013年に廃止されています。