《2019.11.12~13》
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※11月11日以前の日記は、前ページに掲載

11月12日(火)金沢の気温13.0℃~17.5℃。銀杏並木の黄葉が秋の陽に映えました。

議会運営委員会の行政視察で、石川県議会を訪問。視察テーマは、同県議会がほぼ毎年1件の制定に至っている「議員提案条例」と、毎夏に実施している「ふれあい親子議会教室」です。両テーマとも、議会事務局企画調査課の田中課長から説明を受けました。
石川県議会では、2010年9月に「議会基本条例」を制定。この条例に基づいて、議員で構成する「議会改革推進会議」「広報広聴会議」「政策調査会」を設置しました。また、2013年3月には、「政策調査会運営要項」を策定して議員提案条例の検討を始めたそうです。
これまでに制定に至ったのは、2013年「いしかわの酒による乾杯を推進する条例」、2014年「歯と口腔の健康づくり推進条例」、2015年「がん対策推進条例」、2017年「スポーツ推進条例」、2018年「県産材利用促進条例」。また、現在も「主要農作物種子条例」(仮称)を検討中とのこと。乾盃条例などいわゆる「ご当地条例」に加え、歯科医師会や医師会の要望に応えた条例や、県議会のスポーツ振興議員連盟が推進役になった条例など、制定契機は様々です。
また、「ふれあい親子議会教室」は夏休み中の社会学習の一環として、小学校4~6年生を対象とする「議会教室」です。児童とその保護者72組が参加。「議員との名刺交換」など興味深いプログラムが準備されています。
なお私は、上記の視察テーマのほか同県議会基本条例が定める「議員の役割」「広域交流」「反問権」などについても質問。その実施状況を確認しました。

議運視察の2日目。金沢駅から朝の特急列車で福井駅に移動して、午前中に福井県議会を訪問。議会事務局が「議会局」の改められたことなど、議会改革への取り組みについて調査しました。
その後、さらに特急列車にて武生駅へ。越前市議会を訪ねました。ここでは三田村輝士議長から歓迎の挨拶を受けた後、議運委員長の川﨑俊之議員が「市民と議会の語る会」「議会モニター制度」のほか、議会活性化の取り組みについて説明。さらに、「タブレット端末の導入」について議会事務局職員から、その経緯や費用、運用規程、導入の効果や課題などについて教示を受けました。
11月13日(水)今日の福井市は7.0℃~21.0℃に。思いの他の暖かさを感じる日でした。

なお、提供を受けた「越前市議会だより」(第57号)によると、市長から提案された施設使用料関連条例を修正可決したこと、産業団造成事業の中止をめぐる一般質問を受けて正副議長が市長に申し入れを行うなど、インパクトのある議会活動が報じられていました。

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