昨年6月、「日本語教育推進法」が施行されました。同法によって堺市も「地域の状況に応じた施策を策定し、及び実施する責務を有する」ことになっています。
そこで、昨年11月に南区の三原台中学校の日本語教室を視察。
今日は、先進事例を見るため、愛知県豊明市を訪ねました。55棟に2317戸(内賃貸=2117)と21店舗がある豊明団地の一角(店舗)で日本語教室を運営するNPO法人プラス・エデュケートの授業を参観。また、日本語教師で同法人理事長の森顕子さんのお話を伺いました。
午後から登庁して、大綱質疑での議論に関する関係部課との打ち合わせ。新たな資料提供も求めました。また、一昨日に現場調査した折の説明とは異なる情報の提供があり、説明内容の変遷についても正確に釈明する文書を提出することを求めました。
ところで、今日のお昼前、TBSのJNNニュースで、昨日視察した「プラス・エデュケート」の活動が報道されたそうです。
毎年2回開催される「関西がんチーム医療研究会」に参加するため、大阪科学技術センターに足を運びました。少し遅れての参加だったため、会場の8階ホールに急いだのですが、エレベーターを降りたところで、長年この研究会の開催に尽力され、私に参加をお誘いいただいた古河洋先生(元・市立堺病院院長)が座っておられ、驚きました。ハッと気づいたのですが、新型コロナウイルスの拡大に配慮して、今日の研究会は「中止」。古河先生は、中止連絡が届かずにやってくる私のような参加者に備えて、ここで応対して下さっていたのです。
ともあれ、予期しない空き時間ができました。3日前、腹部大動脈瘤の手術を受けた弟を見舞うため、午後は兵庫県小野市の北播磨総合医療センターに向かいました。
●豊明市役所では多文化共生施策も調査
豊明市の小中学校に通う外国籍児童・生徒の日本語初期指導を一手に引き受けている形のプラス・エデュケートの役割は非常に大きいと実感。行政との関係を調べるべく、豊明市役所にも足を運びました。まず、多文化共生施策を担当する市民協働課を訪ね、課長の水野美樹さんと面談。同課長の案内で、教育委員会学校教育課の高木安司課長、竹田哲規学校教育担当係長から説明を受けることができました。突然の訪問にもかかわらず、懇切丁寧なご対応をいただいて多くのことを学びました。感謝この上ありません。
なお、今日の視察も踏まえ、大綱質疑のテーマを通告しました。①議案第40号(消防デジタル無線談合事件に関する訴えの提起)、②文化施設における障害者対応、③日本語教育及び多文化共生。もっとも、明日からの市当局との協議によって、予算委員会や常任委員会での議論に振り分けるテーマがあるかもしれません。