明日の最終本会議では、3回、演壇に立つ予定です。最初は、常任委員会付託案件への討論で、10時15分ころと予測。また、維新・公明・自民が提案する「委員会条例改正案」は、10時半ころから審議に入ると見込まれ、質疑・討論の通告をしています。
もっとも、3回分を準備するのは大変です。最初の討論原稿は何とかまとまったものの、残りの質疑・討論は即興で行うことになりかもしれません。
今日の本会議。常任委員会付託案件への討論では、まず、動物遺体処理の手数料の低廉化、消防談合の不透明さを明らかにすることなどを求めました。
そして、旅費条例の改正については、継続審査となった12月の議会で維新の会代表が行った討論に言及。大阪府で12年前、大阪市で7年前に、維新創業者の橋下徹氏が断行した改革でありながら、維新堺市議団が改革をネグレクトしてきてことを批判しました。
また、府や大阪市よりも3,300円も高い限度額規定を利用してのホテルのランクアップを抑制すること、日当についても実支出額を勘案して見直すことを提案しました。
●「歴史的暴挙」の仕掛けは、維新団長と議運委員長?
さて、続いての「委員会条例改正」への質疑では、私の前に質疑した共産党・森田議員に、維新議員が「改正案は議運委員長の提案」と答えたことから議論を始めました。西村議運委員長に「事実か」と質したら、4会派(維新・公明・自民・創志会)を集めてまとめようとしたことは認めました。ただ、その後の質疑の中で、維新・池田議員が相当以前から他自治体の実態などを調べていたこと、堺市の現行条例は好ましくない思ってきた旨の発言をしましたから、仕掛けたのは維新。そして、議運委員長が加担して、公明党もこれに乗ったというのが真相と窺えます。
●「議事運営の要綱」の無視、「議会力向上会議」での議論を避けた理由は、答えず!
今回の提案が、通常の議会内の手続きをや前例を無視し、事前協議から共産党と長谷川を除外して進められた理由については、何度質問しても答えませんでした。「地方自治法の規定に基づいているから」との答弁もありましが、法律規定と議会内の手続きは無関係です。
さらに、維新・池田議員に至っては、「議会力向上会議に提案しなかったのは、長谷川議員の存在を恐れていたから」と言い出す始末。驚くべき「論理」(?)です。
●議長にも質し、「万感の怒りを込めて反対する」と討論
質疑の最後に、「乱暴な議事の運びを議長として諫めるべきではなかった」と問いましたが、議長は自身がそのような職責にあることの自覚ができていないようです。再度立った演壇での討論では、議会基本条例を踏みにじり、民主主義の原理を忘れた「暴挙」に対して、「市民と共に闘う」と宣言。傍聴席で審議を見守ってくださっていた大勢の市民の皆さんから拍手をいただきました。さすがに議長も、その拍手を制止する言葉を発すことはできなかったようです。