いわゆる「賭けマージャン疑惑」の発端となった職員に対する処分が、昨日発表されました。NHKニュース(右画像)によると、この職員が「うその話」をした動機は、「議員とマージャンをする親密な仲だと主張して、自分の重要性を認めてほしかった」と、市の調査に対して述べたようです。
市政チェックを第一義とする議員にとって、内部告発はまさに喉から手が出る重要情報です。しかし、情報提供者がどんな意図で告発しているかを見極めなければ、足をすくわれることもあります。「国会の爆弾男」と言われた楢崎弥之助さん(旧社会党衆院議員)の失脚もニセ情報が原因でした。
下の記事(1988.11.23読売新聞)になった私の議会での追及は、一通の匿名手紙がきっかけです。手紙の真偽を確かめるため、該当校長を校長室に訪ね、本棚に旅行ガイドやドライブマップがあるのを見つけました。市教委に残っていた6年分の出張報告書を調査したら、校長・教頭・指導主事・主任ら955人の出張不正が判明。総額863万円の旅費を返還させました。