《2021.9.8~9》
(2524)

※9月7日以前の日記は、前ページに掲載

9月8日(水)日中に小雨が降り、気温の上昇は抑えられた模様です。24.0℃~28.0℃。

決算委員会第2分科会の2日目は文教委員会所管事項の審査です。私は今日の発言を控え、明日(健康福祉委員会所管事項)に残りの6分余りを充てることにしました。
なお、今日の新型コロナウイルス新規感染者は、大阪府が2012人(亡くなられた方9人)で、堺市は157人(亡くなられた方ゼロ)。府の死亡者の中には、10代の男性が含まれます。

今日の決算委員会第2分科会(健康福祉委員会所管事項)で最初に質したのは、児童自立支援施設整備事業費の決算。「事務委託検討に要する経費」として提案して議会が承認した予算を、「新寮舎計画策定業務」という実行経費に充当するのは妥当でしょうか。「釈然としない」と指摘し、流用手続きなども調査の上、改めて説明することを求めました。
次に議論したのは、アスベスト(石綿)検診のこと。2015年から5年間実施してきた環境省の「試行調査」が終了し、昨年度からは「石綿読影精度調査」に変わっています。制度変更によって胸部X線画像の読影後、環境省の二次読影を経て必要な場合にCT撮影を実施することになりました。このため、昨年度からCT受診者が大きく減少しています。
しかし、過去の検診でアスベストによる健康被害が確認された人の中には、X線では見つからなかったのにCT撮影で診断を得た例が多くあります。そんな体験を持つ市民から制度変更への不安の声が寄せられていることを披露。また、尼崎市保健所の調査報告を示して改善の検討を促しました。

9月9日(木)未明からの雨が朝に止み、その後は晴れたり曇ったり。22.5℃~30.0℃。

アスベストによる健康影響に関して不安のある人の健康診断結果について」と題するその報告書(『日本職業・災害医学会誌』掲載)には、結語として「石綿関連所見の有所見率は、胸部X線検査に比べて胸部CT検査で有意に高く」「被爆線量等のリスクを考慮したうえで適切にCT検査を取り入れた検診のあり方が検討される必要がある」と書かれています。
さて、今日発表された新型コロナウイルスの新規感染者は、大阪府1488人(亡くなられた方8人)、堺市101人(亡くなられた方はゼロ)でした。

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