昨日の大綱質疑で議論した4小学校のアスベストは、重層構造体育館の3階教室天井裏にある鉄骨の耐火被覆材。日置荘小では天井点検口の蓋がないまま7年以上、八田荘小では天井ボードが損傷したまま6年以上も放置されていました。これらの部分からアスベスト飛散が発生した可能性もあります。
■校長に知らせた翌日から立入禁止
各校でこのフロアには、学童保育室、理科室・家庭科室など特別教室、多目的ホール、低学年図書室などが設置されています。そして、校長に初めて知らされた翌日(9月17日)からは、立入禁止になりました。
昨日も書いたように、コロナの影響で夏休み明けの新学期は8月25日から。文科省HPで「校長への情報伝達」の重要性を説いている日渡教育長に、「児童や職員をアスベストの危険から守るという意識はなかったか?」と質問。私の再度の問いには、「ひとえに私の認識不足だった」としか答えませんでした。
■狡猾な発表シナリオは誰が描いた?
学校アスベストの発見から公表に至る経過を並べ、その間に9月議会での私の発言機会を挿入したら疑念が浮かんできました。つまり、教育長や校長への報告は、決算委員会で東雲公園予定地のアスベスト問題を質した3日後や翌日に行われています。
「学校アスベスト事件が長谷川の耳に入ったら、必ず追及テーマに加えられる」。その懸念は当たっています。「何とか避けて、時間を稼ぎたい」という狡猾な役人の知恵だったのではないでしょうか。さすがに、市当局は否定しましたが、疑いは消え去っていません。
そんなことも含め、アスベスト事案への行政対応の検証を求めたら、永藤市長が「私自身が責任を持って対応する」と答えました。
※続きは、また明日の日記で。
ところで、今日の本会議にはコロナ対策支援給付金支給の補正予算案が追加提案されて即決。また、長期欠席議員に対する報酬減額などの条項を加える議員報酬条例の改正案も、全会一致で可決されました。