《2021.12.7》
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※12月6日以前の日記は、前ページに掲載

大綱質疑の私の登壇は、10分ほど早まりました。傍聴席には、アスベスト疾患・患者と家族の会のメンバーのほか、クボタショックの被害者救済などに取り組んでいる元尼崎市議・飯田浩さんの姿も見えました。
■公式に「間違い」を認めた建設局長
はじめに指摘したのは、前議会で追及した東雲公園予定地のアスベスト問題。堺市は当初の発表の際、アスベストが見つかった現場の状況について2つの間違った見解を示していました。その後、現場を見た市民やジャーナリスト、またこれに基づく私の議会での追及によって、1か月後に「訂正」を発表。今日改めて、「なぜ、発表が迷走したのか」と質したところ、建設局長が「指摘を受け、間違いに気づいた」、「調査時に高い危機意識を持つべきだった」と反省の答弁をしました。
■見過ごせない市教委幹部の責任意識
続いて取り上げたは、市立4小学校で見つかったアスベストのこと。「発見から公表まで約3か月を要したのはなぜ?」「市教委幹部が認識した後も、各校校長に知らせるまでさらに半月を要したのはなぜ?」。
まったく信じがたい事態についての私の質問に、教育次長は「校長の役割に対する認識不足があった」「危機意識が不足していた」と答弁。また、教育長は「組織の危機意識不足は、私の危機意識不足」と認め、児童・保護者への謝罪を語りました。
教育長は今年度新たに就任した日渡円氏。同氏が兵庫教育大学在職時のレポートが、文科省のホームページに掲載されています。その一節に、「校長が本来の職務を遂行するために」と題して、「校長には洗練された情報が伝わり、ほとんど完成された答えが用意された中で判断を行うようにさせなければならない」と記されています。ならば、8月25日から新学期が始まっていた学校で見つかったアスベストの危険から子どもたちを守るとため、とりもなおさず当該校の校長に直ちに連絡することをなぜ怠ったのでしょうか。
12月7日(火)明け方からの冷たい雨が一日中降り続いて、夜もなお。10.5℃~11.5℃。

※続きの議論は、明日の日記で報告します。

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