1949年~2015年に設置されていた「高知市民図書館」は、公共図書館のモデルとして全国的な注目を集めた図書館です。前身の「高知市議会図書室」を担当しておられた渡邊進さんが開設に尽力され、1952年からは館長として理想的な市民サービスを実現してこられました。
1976年の夏、当時在職していた桃山学院大学が愛媛県新居浜市にあった桃山短大で図書館司書講習を開講。私は、講習事務の担当者として現地に滞在し、講師をお願いした渡邊さんに初めてお目にかかりました。
1979年に堺市議となってから、坂本昭高知市長が提唱・実践された「地域カルテ」について学ぶために同市を訪問。市長部局の要職に転じられていた渡邊さんから若手職員の方々を紹介していただいて、大いに論じ合ったこともありました。それ以来、渡邊さんは私の議員活動にもご注目くださり、いろいろとご指導をいただいてきました。「議員活動報告」もずっとお送りしていたのですが、先般ご子息から丁寧なお便りをいただき、2014年11月に逝去されていたことを知りました。
渡邊さんに最後にお目にかかったのは、2013年2月9日。高知県立図書館の建て替えに当たって市民図書館との合体などの計画が策定されたことを知り、視察に訪れた際(写真)でした。
そんな思い出をご子息に返信したところ、渡邊さんが書き残されたエッセイを集めた『日時計の午睡(ひるね)』を送ってくださいました。ご他界後に書斎の整理をされていて、ホッチキス綴りの手作りの本を発見。7年を経て刊行に至られたそうです。ご指導いただた折の印象に残る「穏やかさ」が漂う一文、一文から、渡邊さんの鋭い洞察力が感じられる本です。(飛鳥出版室/2022.1.8刊/定価1650円)
さて今日は、地下鉄・新金岡駅②③出入口で議会報告。元々、7月4日に実施予定だったものが雨やその後のコロナ感染拡大を考慮して延び延びになっていました。残る、白鷺駅前は17日(水)、中百舌鳥駅北側は18日(木)に行わせていただくつもりです。また、駅前議会報告を終えてから、少し早めの墓参り(どちらかといえば「お墓掃除」)のため、明石市のお寺と大阪市設南霊園(阿倍野墓地)を訪ねました。お盆休みの連休前日のせいか、道中の高速道路は往路も復路も各所で渋滞。車の温度計が「38℃」を示すなか、あせらず我慢のドライブでした。
なお、今日大阪府で確認された新型コロナウイルス新規感染者は23,730人で、亡くなられた方は33人。堺市の新規感染者は2212人(前週水曜の1.06倍=過去最多を更新)、そのうち114人は無症状だそうです。堺市民で亡くなられた方は1人(80代)でした。ちなみに、堺市議でも3人目の感染者が出ました。