《2002.12.16〜20》
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12月16日(月) 予報どおり午後から雨。寒冷前線の通過で夜には激しく降りました。
テロ撲滅を大義名分にして、イージス艦のインド洋派遣が実行されました。世論調査では賛否相半ばしています。しかし、反対論は与党内にもあって、公明党の神崎代表は「遺憾だ」と言い、自民党の野中元幹事長は「日本の情報に基づいて米軍が攻撃すれば集団的自衛権に触れることになる」と批判しているのです。憲法で禁じられた集団的自衛権の行使に抵触しないかどうか、国会でのきちんとした議論も行われないまま、大事なことがなし崩し的に運ばれていることに、大きな危険を感じます。その影響はまだ出ていないでしょうが、小泉内閣の支持率が急落しました。
12月17日(火) 未練がましく小さな花を付けていたハイビスカスの枝を切りました。
過日、推せん会の会議で決まった「年内作業日」の初日、皆さんが意気込んで参加してくださいました。当の私は人間ドックの最終チェックでしたが、すべて異常なく、何の不安もなく4月まで走れます。ちなみに肺活量は、標準の1.3倍だそうです。併せて、勤務先学校法人の常務理事会でも、身分についての確認が得られました。
12月18日(水) 今日も穏やかな日でした。これくらいだと冬もすごしやすいのですが…。
作業日2日目。昨日に引き続いて、何人もの方々が事務所に来て下さいました。皆さんの熱意に励まされながら、毎日、作業準備に追われています。また、まだ「決意」をお知らせしていないのに、市外からも激励のメールや電話が入り始めました。貝塚市のMさん、京田辺市のKさん、ありがとうございます。
12月19日(木) 団地内を歩いていると木犀柊の香り。雨の日はいっそう匂います。
日本内部監査協会の呼びかけで「学校法人内部監査研究会」設置に向けての動きが始まり、午後から、西日本地域の関係者が集う会議に出席しました。「ぼったくり授業料訴訟」に象徴されるように、“親の弱み”につけこんだ私学経営はもう通用しません。それに、巨額の公的補助金を受ける私学は、情報公開やコンプライアンスの確立にも迫られています。経営革新を図るひとつのテーマだと考えて、勤務先ではここ3年ほど内部監査システムの構築に取り組んできました。研究会の設置は、その仕事の仕上げになりそうです。ところで、作業予定日でなかった事務所に、今日も朝から来てくださる方があって、作業をお任せしたままの外出になりました。ありがとうございます。
12月20日(金) 目が届かなかった裏路地のモミジが、懸命に紅い葉を残しています。
韓国の大統領選挙は、きのうの新聞予測などを覆して民主党候補が勝ちました。やっぱり人々が望むのは戦争回避の道なんでしょう。高卒の市民派弁護士、落選数回という、当選者の苦労人経歴も注目したいです。話は変わりますが、ボランティアのひとりOさんから、メールでの質問が届きました。「どうして市議を辞めてしまわれたのか、また、あのO-157の後の市長選に立候補せずに、どうしていま市議をめざすのか、本音を聞かせてほしい」。きっとほかにも、同様の質問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。メールをお送りくださったら、個別にお答えさせていただきます。