《2003.7.9〜13》
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7月9日(水) 梅雨前線が北上したため、雨のない暑い一日でした。
市民環境産業委員会で、市当局は、前回の答弁拒否を一部翻しました。そして、安井議員との接触があったことを認めました。当該の産廃違法保管に関して、指導記録に残るものだけで13回。それ以外に助役ら4人の幹部職員が関係しています。同議員からは「手心を加えてほしい」旨の申し入れや「許可取消への不満」を聞かされたが、市として筋を通して「早期解決への助力」を促したとのこと。しかし、答弁内容には、担当者同士の認識の食い違いや不見識さが見られます。身柄を拘束されている当該議員に対しての議会の対応を含め、さらに引き続いての検討が必要です。
7月10日(木) 今日は、真夏を思わせるような日差しも感じる蒸し暑い日でした。
合併問題をめぐるシンポジウムの事前打ち合わせのため、大阪弁護士会へ。弁護士会のこの種の催しにお招きを受けるのは、情報公開制度をテーマとしたシンポ以来で、もう20年ほどにもなるでしょう。ところで、お昼過ぎに推敲を終えて送信した論文は、うかつにも制限字数の設定をまちがっていて大幅オーバー。スリムにするための作業に、また追われます。トホホ…。
7月11日(金) 暑さに耐えきれず、昼前から事務所のエアコンを稼働しました。
原稿の書きかえ作業は、なんとか終わりました。書き上げたものを半分以下に縮めると、むしろ読みやすくなったかもしれません。ただ、執筆過程でたくさんの方のお手を煩わせて確認したデータなどを削ってしまうことになり、ほんとうに申し訳なく思っています。
ところで、田中丈悦市議と相談して、8月9日(土)に「議会出席1万円日当をどうする!…議会報告と意見を聴く会」を催すことになりました。午後1時30分〜、場所は、泉ヶ丘駅前の国際障害者交流センター
「ビッグ・アイ」の研修室です。お時間がおありの方は、ご予定下さい。
7月12日(土) まさに梅雨の一日。強い雨や湿度の高い気候に、誰もが耐えています。
今日は、都市政治研究所に韓国からのお客様を迎えました。国立全北大学校法科大学の鄭存吉教授です。近隣の自治体議会議員の皆さんや、このところ勉強会に参加されている市民の方々とともに鄭先生を囲んで政策研究会。日韓の地方自治制度を比較し、これからの課題を探りました。(都合により、明日の日記は14日にアップロードします。)
7月13日(日)4年ぶりの高知・日曜市は激しい雨でした。
昨日の政策研究会でお世話になった鄭存吉教授を、次の訪問地・高知市へお送りしました。高知大学の青木宏治教授にバトンタッチするまで、再会してから24時間を共に過ごしたことになりますが、相変わらずエネルギッシュな方です。また、朝食時、朴正煕政権時代の学生時代に弾圧されたことに話題が及んだときは、まったく目の色が変わっていました。きっと、当時の生死をかけた闘いを思い出されたのでしょう。そして、「日本では政権交代が起こらないが、これで民主主義の国と言えるのか」との鄭さん疑問に、きちんと答えることばに苦しみました。
なお、高知では、前高知市議の大石真司さんや、以前堺市で教師をしていた先生らとも久しぶりに歓談し、多くの情報をいただきました。