9月15日(水)事務所近くの道ばたで、彼岸花がたくさん咲き始めています。
※9月14日以前の日記は、前ページに掲載
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《2004.9.15〜17》
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きょうは、建設委員会で委員外議員質問。市内の水路改修工事をめぐる疑惑を取り上げました。右の現場写真で、市が工事発注した転落防止柵は駐車禁止の看板まで、そこから右側の柵は「不法構築物」です。工事完了直後、この部分には鉄板が置かれ、自治会のスチール倉庫2基が水路敷を不法占用していました。近隣住民の通報で倉庫や鉄板が撤去され、柵が作られたようです。しかし、この部分だけ鉄板を置くことができるようにした工事仕様や、設置者不明の柵など、「市当局が不法占有を容認した疑いが残る」と指摘。助役が調査の徹底を約束しました。
9月16日(木)昨日は老人福祉法による「老人の日」。「老人週間」が始まっています。
きょう開かれた総務委員会は、私の所属委員会です。まず、政治倫理条例に基づく資産報告書の書き方をめぐって、倫理調査会の委員に誤った認識を抱かせた事務局(総務部総務課)の発言などについて質問。続いて、堺市の「スーパーアドバイザー」として顧問就任を依頼した木村政雄さん(元吉本興業常務)の突然の辞任経緯や、辞任原因と言われる市議会与党会派の「抗議」について、市当局に説明を求めました。
また、市民グループ「たばこれす」から提出された「議会喫煙所の廃止請願」の審査に当たって、「これを採択すべし」との論陣を張りました。残念ながら、賛成者は私を含めて3人。全庁禁煙のなか、ただ一か所の“喫煙特区”が市議会フロアーに残りそうです。以前、この喫煙所の設置工事に対する住民監査請求があった折、「議会の自主的判断で、早期に庁内一致の建物内禁煙を実現することを期待する」と監査委員の意見を付けた議員も、総務委員会では堂々と「請願否決」にまわるなど、あまりの鉄面皮ぶりに請願者は驚いていました。
ただ、これまで「議員専用」と思わせてきた議会喫煙所は「誰でもが使える場所です」と、市当局が私の質問に答えています。決して喫煙を勧めはしませんが、職員や市民の皆さんがどんどん議会喫煙所に押し掛けて下さったら、「自分らは特別」と思っている議員たちも、その“誤解”を少しは正せるのかもしれません。市政に関する大切な役割を担っているはずの議員に、自律力や自浄力がないのは情けないことですが…。
9月17日(金)ホームページへのアクセスカウンターが、午前中に6万件を超えました。
最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会で、フェニックス民主議員団が議員報酬の5%カットを内容とする条例改正案を示し、「今議会で成立させたい」と主張しました。これに対して、これまで「市長与党」として手を結んできた公明党と自民党市民クラブが猛反発。休憩を挟んでの折衝の結果、提案は見送りとなり、フェニックス民主の腰砕けに終わりました。
医療費助成制度の見直しなど、財政悪化のしわ寄せを市民に及ぼすばかりで、「議員は痛みを感じていない」…。支援労組などから、きっとそんな突き上げがあったのでしょう。堺市ではすでに、市長ら特別職は15%、一般職員は2%の給与カットを行っているのに、議員だけはぬくぬくと額面どおりの報酬を受け取っています。「15か月」という期限付きの実施案ではありますが、与党内からこの提案が行われたことは画期的です。提案撤回に当たっては、「12月議会の冒頭での議決をめざしたい」という意向も表明されました。もういっぺん腰砕けにならないことを期待しましょう。