11月19日(金)朝のうちに上がったと思った雨がまた降り出す、いやな天気が続きます。
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《2004.11.19〜21》
会議つづきで処理が滞っていたご相談ごとに着手し、また、決算委員会で宿題を預けた教育委員会に資料の収集状況などを確かめました。
メールで寄せられた苦情を基に決算決算委員会で議論した地下鉄・北花田駅前の自転車置き場についてあたらめて点検してみると、やっぱり使い勝手が悪い構造になっています。「中百舌鳥駅前と同じ」と説明を受けていた設置仕様も、実際には、通路幅が狭く、駐輪ラックも短いことに加え、自転車を乗せる角度が急なことなど、少しずつ劣る利用環境の積み重ねが苦情の原因に及んでいることが分かったのです。さすがに市当局も、「構造や運営方法の抜本的改善を図る」と約束せざるを得なくなりました。供用開始から1か月になる12月初めまでの使用状況を見極めたうえ、場合によれば2段ラックの上段を一部取り外して安全性を確保するなどの方策も考えているとのこと。ほんとうは設計時に気付いておいてほしかった問題ですが、議会で指摘した後の対応が素早かったこと、また市内ではまだ3例目という2段式駐輪場であることに免じて、「失敗を教訓にして今後の取り組みを進めてほしい」と伝えました。
11月20日(土)南国・土佐は、明るい陽射しの下で激しい選挙戦が展開されています。
高知県では、県議会で辞職勧告決議を議決された橋本大二郎知事が辞任し、出直し選挙が行われています。「三位一体の改革」に焦点が集まる折り、「地方の自立」や「利権政治の打破」を主張する前知事と、辞めさせた県議側が推す松尾徹人・元高知市長が事実上の一騎打ちをしている選挙戦の様子や、これをめぐる政治状況を見てみたいと思って、現地に足を運びました。
たまたま今日は、旧友の菅直人・前民主党委員長が橋本候補の応援に高知入り。菅さんが候補者と合流した春野町のJAグリーン春野前から、夕方、高知市内のニュータウンで行った街頭演説まで、半日、選挙カーに付いてまわりました。田舎道で農作業をしている人や、表に出て声援を送る人々の姿を見つけるたび、車から降りて挨拶する候補者の気さくさと元気さには驚きました。また、「お遍路さん」として四国の人々の親しみを増した菅さんの人気も高く、候補者とともに、行く先々で握手責めです。
なお、高知の宿には、ご縁があってリヒテルズ直子さんの著書を贈った現地小学校の先生らお二人が来訪され、深夜まで懇談しました。
11月21日(日)きょうもいい天気。高知市の日曜市はたいへんな賑わいです。
休日の人出で賑わう高知市の繁華街・中央公園の横で、松尾候補応援のために駆けつけた自民党の武部勤、公明党の冬柴鉄三両幹事長の応援演説を聴きました。「今度こそ」との叫びが熱を帯びています。その後、日曜市に集まった人々に訴えるため、中央公園入口まで歩いてきた橋本候補に出会って握手。「ほんとに厳しい選挙戦になっています。よろしく…」との言葉をもらいました。マスコミ報道によれば、「これまでのところ、当初は圧倒的優位とみられた橋本氏を松尾氏が激しく追い上げる展開となっている」との観測ニュースが流れています。