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《2005.3.23〜25》
3月23日(水)きょうも、雨の一日。風邪が抜けたら、今度は花粉症の症状です。
朝から、総務委員会で取り上げるテーマの現場を訪問。いくつかの疑問点が見つかったので、調査に当たったという所管支所へ。そして、本庁の担当課と連絡をとって内容を質しました。やっぱり現場に足を運ぶと、隠れている部分も見えてきます。
また、事実関係を確認した上で、当事者の一部の方にも連絡してみました。突然のことで、警戒感を抱かれたかもしれません。しかし、さまざまな立場や角度から事の本質に迫ることで、妥当かつ適切な対応策を見つけ出したいのです。誤りや弱みをみつけて攻撃するのは簡単ですが、できることなら、誰もが納得できる解決をめざしたいと思っています。
3月24日(木)カエデやモミジが芽吹き始めました。しかし、夕方には寒い風が…
明日の総務委員会での質問に向けて、ひたすら資料の整理と関連事項の情報収集に努めました。マスコミ各社の注目も集まっているようで、答弁に立つ担当職員の皆さんはきっと緊張していらっしゃるでしょう。発言予定者の状況から見ると、午後早めの時間に順番が回ってきそうですが、これだけは実際の進行をみないと分かりません。
ところで今日は、本宮町長の泉正徳さんが堺市議会に来られたので、議長応接室でお会いしました。5月1日の田辺市との合併によって、本宮町はなくなります。古い手帳を繰ってみると、町長のご尊父・泉幸徳さんが町議時代に助役といっしょにお出でになって、初めてお目にかかったのは、「1985年5月17日、午後1時」との記録が残っています。
「都市と農村の自治体交流をしたい」旨のお申し出があったのですが、私ひとりで手に負える話ではありません。当時の正副議長に相談したら、「とにかくいちど訪ねてみよう」ということになり、正副とも交代後の7月8日、3人で本宮町を初訪問。今年でちょうど20年になります。様々な交流を経て、1998年5月4日に友好都市提携の協定締結に至りました。小学生対象の「くまの体験塾」、「健康づくりふれあいウォーク 堺衆、熊野古道を歩く」などの行事も定着しています。合併後の交流方法は定まってはいませんが、“最後の町長”が、堺市長や市議会議長への挨拶に来られたというわけです。
3月25日(金)また、冬型の気圧配置。まだまだ、すっきり暖かくはなってくれません。
総務委員会では、まず「租税公平主義」から議論を始めました。「租税の負担は平等でなければならない」というこの原則は、租税法の基本のひとつです。このことを確認した上で、埋立などによって水利機能を失ったため池への課税が遅れている問題を取り上げました。はなはだしい場合、スーパーマーケットの開業に伴って、店舗には課税しているのに土地は非課税で、推定年額800万円の固定資産税が何年間も徴収されていないケースがあります。また、隣り合う住宅地で、個人所有分には課税され、共有地なら非課税という不公平さ。そんな事例を挙げて、堺市が実態把握をしながら課税を怠っている25か所の「ため池」など、35筆の土地について質問。詳しくは、明日の朝刊各紙で報じられると思いますが、放送4社(NHK、ABC、MBS、YTV)のテレビカメラも委員会室に入ました。
次に取り上げたのは、北野田駅前にオープンする「東文化会館」の管理・運営を委ねる指定管理者を定める議案。最大の問題点は、公募方式を採用せず、1者随契で管理者を選定していることです。しかも、調べてみると、委託先団体の役員に某党代議士と市議の同居家族らしい人が2人も名前を連ねています。地元住民の方々からも「公正・公平な運営」を危ぶむ声が聞かれたので、この議案には反対しました。そして、運営の公平性を保つための契約内容の検討や、今後の管理者選定方法への注文を付けました。
▼昨日のHPアクセスは371件。1日の件数としては、立ち上げ直後を除いて、これまでの最多記録でしょう。