※8月5日以前の日記は、前ページに掲載
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《2005.8.8〜11》
8月8日(月) 「後見役」をして「変人以上」と言わしめた首相が、衆院解散。暑い日でした。
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先日来取り組んでいる、某小学校における「いじめ」事件。保護者と学校、市教委との2度目の話し合いに立ち会いました。市教委が各校に配布している「危機管理マニュアル」に基づかない対応が、事件の解決を遅らせていることなどについて、学校側が全面的に謝罪し、市教委も指導の不十分さを詫びました。しかし、個々の対処局面を振り返ると問題点の把握が行き届いておらず、保護者の気持ちは晴れません。「反省」だけではなく、これからどのような取り組みをするのか、具体的な方針を示し、教育体制の変革を見せてくれるように求めました。
8月9日(火) 堺東駅前に物々しい警備体制。大臣も、解散で街頭に立つのでしょう。
東京に住む弟が母のご機嫌伺いにやって来たのを機に、少し早めのお墓参りをすることにしました。猛暑のなかを各所で渋滞に巻き込まれながら、明石市のお寺までのドライブは、今月95歳になる母にとってちょっときつかったかもしれません。毎年の言葉ではありますが、「もう今年が最後…」と繰り返していました。しかし、帰ってくると、真っ先に夕食が始まった食堂に向かうほど、ケロッとしています。
8月10日(水) 厳しい残暑。戸外にたたずんでいるだけで汗が噴き出てきます。
健康福祉委員会の行政視察で、静岡市を訪問。同市は、一昨年4月に旧静岡市と清水市との合併によって人口規模を70万人とし、今年4月に政令指定都市となりました。来年4月の政令市移行を目指している堺市にとって、健康福祉行政の分野で整備しなければならないテーマなどを確かめおくことが視察目的です。
まず、政令市に設置が義務づけられる「精神保健福祉センター(こころの健康センター)」の開設経緯や運営状況について、佐野光正所長(精神科医)から説明を受けました。続いて、「心身の健康づくりの拠点」として新たに整備された「城東保健福祉エリア」を現地視察。「地域リハビリテーション推進センター(リハ・パークしずおか)」で行われている住宅改修や福祉用具の相談、各人のニーズに見合った自助具製作とこれらに関する展示などを見ました。
8月11日(木) お盆休みの帰省ラッシュ時期にかかり、交通機関が混み始めました。
昨日に引き続いて、きょうは、健康福祉委員会の横浜市視察です。中心テーマは、同市が4年前に制定した「後見的支援を要する障害者支援条例」。この条例は、障害者を養護する親や本人などが抱く将来の不安を解消するためにつくられたもので、「親亡き後条例」とか「あんしん条例」とかの愛称を持っています。横浜市では、この条例の他にも様々な先進的な福祉行政が実行されていて、視察メンバーから熱心な質問が相次ぎました。ちなみに、質疑応答に要した時間は、先方の最初の説明の4倍でした。