9月23日(金)秋分の日。「彼岸まで…」のことわざ通り、残暑も納めてほしいものです。
《2005.9.23〜25》
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※9月22日以前の日記は、前ページに掲載
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昨日の議会の動きを振り返って、堺市議会の「自民党市民クラブ」の議員たちは、これほど人情の薄い人ばかりなのかと驚きました。逮捕された前議長(同会派所属)の人柄を知る他会派の議員が、いま当人が置かれている境遇を推し量りながら、「あと数日待ってほしい」という願いを受け入れて、辞職勧告決議の審議を延ばそうとしたら、同じ会派の仲間が妨害に出たのです。議運では、同会派の委員から「きょう決めてくれたらええ」という、非情なやけっぱち発言さえありました。そんな主張を抑えて、全会一致で確認した審議の手順を妨げるような行動は、まさに正気の沙汰ではありません。この会派の議員が他会派に対してしばしば口にする「ルールを守れ」の言葉は、今後一切使えなくなりました。
もっとも、市民の皆さんから見れば、「どうして選挙違反議員をかばうのか?」と疑われるかもしれません。古くさい言葉で言えば「武士の情け」で数日の猶予を与えることになったのは、逮捕後3日という事情への配慮です。昨日で終わる予定だった9月議会の会期を6日間延長して、28日午前11時から本会議を開きます。もしそれまでに議員辞職願が提出されたら、本会議ではその「許可」を諮り、提出がない場合は「辞職勧告決議」を審議することになります。
それにしても、市長選挙のさなかの本会議開催は、全国的にもあまり例のない事態でしょう。本会議の休憩中に市長はぼやいていましたが、自民党市民クラブ以外の議員の皆さんが、この事件について、「選挙を口実に先送りできる性質のものではない」と自覚した結果です。
きょうは終日、事務所で仕事。10月30日に岸和田市で開催する「自治体議員勉強会」のプランを練り上げました。「泉州自治体のリーダーが語る…自治体改革への挑戦とまちづくりビジョン」と題するシンポジウム。阪南市長や高石市長もパネリストに迎えます。
9月24日(土)泉州路には秋の気配…。彼岸花や色づきはじめた黄葉に出会いました。
阪南市議選の最終日。初日に伺ったままで、気になっていた候補者を訪ねました。朝から夜8時まで、「最後のお願い」を訴える候補者が乗った選挙カーに付いて市内を一巡。阪南スカイタウン(桃の木台)などのニュータウンや、候補者の地元など30年ほど前から開発されてきた住宅地での反応は実にいい感触でした。それに、選挙運動や事務所の仕事に参加するボランティアの方々の数もぐんと増えていました。候補者の地道な日常活動が支持された結果でしょう。しかし、果たして当選ラインを超える集票につながるのか、明日の開票結果をみるまで予断は許されません。
9月25日(日)朝からぐっと気温が下がり、曇り空の戸外は半袖では寒く感じました。
午前中、地元・大泉小学校の運動会を見学。午後は事務所で、都市政治研究所の新しい「ニュース・レター」の作成にかかりました。
さて、阪南市議選の結果、応援した沢ナオミさんは堂々13位で当選。町議選と市議選を3回連続して当選していた沢さんが、よもや前回選挙で落選するとは思いませんでした。もしかしたら、本人にも油断があったのかもしれません。この4年、ボランティア活動などを続けて培ったエネルギーで雪辱を果たしました。なお、きょうは、堺市長選挙の告示日。4人の候補者による選挙戦が始まりました。
日が暮れてからもがんばった沢さんの街角スピーチには熱がこもっていて、有権者に訴える力がありました。