《2006.2.18〜20》
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2月18日(土)きょうも“三寒”の中日ですが、アジサイの芽が動き始めています。
「政令指定都市
堺誕生まで42日」…
堺市のホームページを開くと、真っ先に目に飛び込んでくる文字です。そして、「区名」「住所変更手続」に続いて「自由都市・堺ルネサンス計画」と言葉を並べ、なんとか“バラ色の未来”を予期させようと広報担当課は知恵を絞っています。
しかし、政令市移行の4月1日から、介護保険料や下水道料金は15政令市中の最高額に値上げ。旧美原町議員の報酬を町議時代(40万円)から2倍近い月額78万円に跳ね上げる。…そんな議案が、2月議会に提案される予定です。市民が望んだ「政令指定都市」ではありません。
明日の
「団塊党シンポジウム」でのパネルスピーチを考え、また、「議員活動報告・特集号」の構想を練りながら、どうしたら市民感覚に添った市政を実現できるか…悩みました。
2月19日(日)「夕方から雨」の予報が出ていた東京の天気も、なんとかもちました。
菅直人さん、唐笠一雄さん(パルシステム生協連合会運営統括本部長)と私の3人が呼びかけ人となって開催した「団塊シンポジウム」。お陰様で、東京・飯田橋のレインボービルの会場に用意した250席は、ほぼ満杯になりました。
菅さんの基調報告に続いて、寺島実郎さん(日本総合研究所理事長)が講演。学生時代は「右翼秩序派」だったという寺島さんは、敗戦後の日本が経済復興を求めたこと、また私生活主義が定着するなかで、団塊ジュニア(酒鬼薔薇聖斗やホリエモン)による事件が起こったことを指摘し、団塊世代が「新しい公共」に取り組む必要があると説きました。
その後のパネルディスカッションでは、浅野史郎さん(前宮城県知事)、高橋均さん(日本労働組合総連合副事務局長)、若森資朗さん(パルシステム生協連合会専務理事)、大西ゆき子さん(東京都議)、それに私が加わって、それぞれの立場で「団塊世代の地域への復帰」を提案。会場からも活発な意見が出されました。シンポジウムのまとめとして浅野さんが話した「それぞれが人の生き方のモデルになろう」という見解や、菅さんの「年齢差別禁止法をつくろう」との問題提起にも、大きな共感が集まったように思います。余談ですが、シンポジウム後の懇親会の席で、菅伸子さん(直人さんの妻)が「あんなに人が集まったのに、去年の選挙で(民主党が)負けたのが不思議…」と、参会者を沸かせました。この人も団塊世代。
2月20日(月)朝から本格的で冷たい雨。まだまだ、余寒を感じさせられる一日でした。
今朝の朝日新聞の紙面に掲載されている寺島実郎さんの執筆記事は、きのうの団塊シンポで聞いたお話の要約です。話は違いますが、同紙の投書欄のトップに、堺市議会が倫理条例の“骨抜き”を検討していることを憂える市民の方のご意見も載っていました。
夕方、旧知のグラフィック・デザイナーを訪ね、「議員活動報告」(カムバック3年特集号)の作成について相談。なんとか年度内に仕上げたいと、準備を進めています。