《2006.12.17〜19》
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12月17日(日)この数ヶ月、事務所の壁を飾っていたフウセンカズラを取り除きました。
平和と人権資料館が展示リニューアルの際、朝鮮や中国の人々に対する「強制連行」の文字を消し去った経過に関係する記録文書のコピーを受け取るため、お昼前に同資料館を訪ねました。
ところで、ちょうど1週間前にこの資料館を見学したのですが、その折、同館や堺市人権(啓発)局が発行した平和関係の冊子が資料閲覧コーナーに見当たらないので、館長に事情を確かめました。「1冊しか残っていないため事務室に置いています」と言っていた館長は、委員会では「私の思い違いで、実は配架していました」と回答を修正したのです。
「間違いは誰にでもある…」と大目にみていたのに、きょう確かめてみるとやっぱり書架にはありません。「いったいどうなっているのですか!」。少々語気も強くなって館長に質すと、「整理中でした」と言い訳しながら、事務室から持ち出してきました。そしてなんと、いっしょについて来た職員が、開架式書棚の横にある扉付きの物入れにしまい込んだのです。私がとがめたら、「請求されたら、いつでも出せるようにしています」と、その職員が不服そうに答えました。
利用者の目に触れるところに置かないと、そんな資料があることさえ分かりません。そのことを指摘して、資料は上の写真のように書架に置いてもらいました。それにしても、他の同種施設の刊行物を並べているのに自館のものは隠したがる…。平和と人権資料館は、リニューアルと共にその設置目的を忘れてしまったのでしょうか。
12月18日(月)気温が下がり、カシワバアジサイが一段と美しく色づいています。
きょうは健康福祉委員会。いつものことながら、わが委員会の委員の皆さんはほんとうに熱心です。議案と所管事務に関する質疑で9人が質問。陳情でも2人が発言して、予定した会議時間をほぼフルに使いました。議論のテーマとなったのは、保育所行政、障害者施策、堺病院の医療体制など。障害者自立支援法の実質的な見直しを求めるような主張も、複数の委員から出ていました。この法律が福祉の現場にもたらせている様々な弱者抑圧の実態は、当事者からの訴えを聞けば、誰しもが理解できることなのでしょう。
12月19日(火)今朝の気温は、この冬いちばんの冷え込みだったそうです。
北区各駅の最後になりましたが、JR浅香駅に立ちました。各駅のうち、この駅から出勤される方がもっとも少ないだろうと思います。それだけに、回を重ねるごとに親しみを覚えて下さるのでしょうか、「議員活動報告」を受け取って下さる方々が多くなったとボランティア・メンバーが喜んでいます。それにきょうは、街頭活動の準備中に、ご不自由なからだを杖に託して歩いて来て下さった方がありました。お礼を申し上げると、「いつも支持しています」とおっしゃって、そのままゆっくりとUターンしてお帰りなりました。
昼前に登庁して最終本会議に向けての議案の再点検。保険年金部や人権部から説明を受け、必要な情報収集に当たりました。