12月20日(水)今年も、いよいよ最終節に入ります。まさに、アッという間の1年でした。
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《2006.12.20〜21》
最終本会議のための議会運営委員会が開かれ、田中議員と協議のために朝から議会へ。また午後は、「団塊世代を地方議会に送るネットワーク」の活動について某紙記者の取材を受けました。
夜は親子剣道クラブの納会で、この10年間、稽古に励んできた近藤直幸君(写真右)と細田瞭さん(同左)に永年精励賞を贈呈。なお、この剣道クラブは創設29年になるのですが、草創期の保護者としてお世話になった門脇美代子さんが亡くなられ、その通夜式も重なりました。納会の合間をぬってお参りし、当時稽古に励んでいた2人の兄弟にお悔やみの言葉を伝えるのはつらかったです。
ところできょうは、ある市民の方から事務所に缶コーヒーとお菓子の差し入れが届きました。そして、「ミラクル青年に感動しました。うれしかった…と伝えて下さい」とのこと。
16日のアクション日記に書いたJR堺市駅前での出来事をお心にとめて下さった方は多いようです。
12月21日(木)予想よりも大がかりだった3日間のガス管取り替え工事が終わりました。
朝から登庁して、最終本会議に向けての情報収集や担当部との協議。午後1時から始まった門脇さんのご葬儀でお焼香をさせていただいてから、大急ぎで市役所に戻りました。
2時からは倫理調査会です。きょうの倫理調査会では、第2次意見書に盛り込むべき「付属意見」について協議。おおむね、次のような内容がまとまりました。
@普通預金の記載方法等について
定期性の預貯金が実際の金額を表記することになっているのに、普通預金や通常貯金の記入は価額帯の表記になっていて整合性がない。これについて改善を検討されたい。
A使用貸借に関する記載について
建物の所有を目的とする地上権や土地の賃借権に関して、使用貸借の場合も備考欄に記入するなどの協力を報告義務者に求めるようにされたい。
B居住住居が本人所有でない場合の記載について
親族所有、社宅などの事情を備考欄等に記入するよう、報告義務者に協力を求めるようにされたい。
C給与収入に関する記載方法について
記入の手引きに「給与所得控除後の金額を記載する」旨を示しているため、各出所ごとの収入額に正確性を欠き、また、所得欄の金額との不整合を生じている。記入の手引きを見直し、実際の収入額を記載するものとするように改められたい。
D現金の記入について
条例上、明確な規定を設けられるべきである。平成17年までの資産報告書の提出を義務づけていた旧条例では、本人が現に居住の用に供している備品を除くすべての動産(30万円以上のもの)を記入すべきものとして定めていた。また、倫理調査会における事務局の説明においては、生活用の備え以外の相当額の金額の現金は記入の必要があるものとされている。しかし、平成18年資産等報告書への記入を定めた新条例によると、自動車、船舶、航空機及び美術工芸品を除く動産に関して、「日常生活の用に供していない動産であって、取得価格が30万円以上のもの」とされており、現金の記入義務について疑問を差し挟む余地が生じている。これは、旧条例に国会議員の資産等の公開等に関する法律の規定を盛り込んだ新条例を制定する際、文言上のずれが生じたものと考えられ、現金の記入に関する疑問を払拭するための措置を講じられたい。
なお、これらの内容に基づいて正副会長が文言を整理し、「第2次意見書」を作成の上、なるべく早く市長に提出することを、出席委員の全員が一致して決めました。
倫理調査会の終了後も、明日の本会議に向けての市当局との折衝が続きました。最終本会議では、「堺市平和と人権を尊重するまちづくり条例」、「大阪府後期高齢者広域連合の設置に関する協議」、「指定管理者の指定」などについて意見を述べる予定です。