9月12日(水)昨夜来の雨は、ほぼ予報通り、夜明けと共に降り止みました。
《2007.9.12〜13》
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心配していた雨も上がり、地下鉄・北花田駅BC出入口で議会報告。今朝は、前回と逆にC出入口側でマイクを握りました。市役所に出て、測量業務に絡む疑問点を質すため、17年度の発注以後、登記が完了していないケースなどを調査。また、新しい問題点が見つかりました。
さて、きょうのビッグニュースは安倍首相の退陣表明。いつも、ワンテンポ遅れて最悪の選択をする人です。別段、驚きもしませんでしたが、あまりに無責任な政権投げ出しに、ただただあきれるばかり。民主党も正念場です。
9月13日(木)明け方、掛け布団を引っ張り出すほどだったのに、日中はまだまだ残暑。
朝早くから市役所に行って、質問準備。きょうは、建設委員会と文教委員会をハシゴして、都合3回の「委員外質問」を試みました。
●集合住宅の水道メーター取り替え経費、測量業務発注の改善など(建設委員会)
普通の住宅の水道メーターは、堺市が取り替えます。ところが、マンションなど集合住宅の各戸メーター取り替えを管理組合などが数百万円をかけて行っているのは不公平…とのご指摘がありました。調べてみると、政令指定都市の多くは市側が行っていることも分かり、制度改善を求めました。また、前議会から追及している不適正な測量業務発注について、さらに詳細に点検すると別の不適正業務が見つかるというお粗末。体質を変えるように、注文を付けました。
●市立幼稚園廃止問題と障害のある子どもたちの就園保障(文教委員会)
堺市教委が発表した「幼児教育基本方針(素案)」をめぐって、文教委員会では活発な議論がありました。私の前に発言した池尻委員(民主党市民連合)や水ノ上委員(プロジェクト堺)が、同素案に盛り込まれている「市立幼稚園廃止」の方針について、「もっと慎重に対応してほしい」旨の主張をしていたので、まず、その確認から質問を始めました。そして、お話を伺っていた2人の園児の障害を話題に取り上げ、病気などで細やかな配慮が必要な幼児の受け入れを実現している市立幼稚園の廃園方針を、その状況把握すらせずに進めようとしているのは、「順序が逆だ」と詰め寄りました。
●市立図書館の「貸出密度」と府内最低の資料費(決算審査特別委員会・文教分科会)
「貸出密度」とは、総貸出冊数を人口で割ったもので、図書館の働きを評価するひとつの指標です。政令指定都市図書館の蔵書数や資料費の平均(赤線)と堺市(青線)を重ねてみると、資料費が極端に少なく、蔵書数も平均以下なのに、この貸出密度が高い堺市立図書館は「よっくやっている」と、まず評価しました。そして、その原因が図書館員の専門性を生かした意欲的活動にあることを確認。ただ、大阪府内でも最下位という資料費の少なさは、あまりに異常です。増額をはかるべきことを主張しました。
また、北九州市立図書館に導入された指定管理者制度が、図書館機能を高めてはいない実態も紹介しました。図書館や幼稚園をめぐる議論は傍聴者がたいへん多かったのですが、「涙が出るほどうれしかった」と事務所に電話を下さった方もあったようです。