《2007.6.21〜22》
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6月21日(木)「アガパンサスがきれいですね」…お客様に喜んでいただいて何よりです。
朝、障害を持ったお子さんを育てていらっしゃるお母さんたち7人が事務所を訪ねて来られたので、お話を伺いました。子育て環境の厳しい時代に、さらに様々な難問を抱えながら一所懸命に向き合っておられる方々を、行政は真剣にサポートしているでしょうか。近く、お母さんたちの悩みや思いを、堺市の担当者に直接伝える機会を作ろうと思っています。
午後からは、自治体学会の前代表運営委員だった森田桂司さん(元・八尾市助役)のお誘いを受け、滋賀県の住民運動リーダー・寺川庄蔵さんを訪ねました。
●寺川庄蔵さんとの会談
寺川さんは、嘉田由紀子知事を支持する政治団体「対話でつなごう滋賀の会」の代表を務められる方。今年4月の県議選で公認・推薦候補者を多数当選させ、それまでの多数派(自民党・公明党)を半数割れに追い込んだ運動の中枢的役割を果たされました。ご自宅の最寄り駅・湖西線蓬莱駅近くにある喫茶店のテラスで、湖畔を見晴らしながら1時間あまり歓談。住民運動を基盤とする、ドラスティックな県政改革の様子を教えていただきました。
●上原恵美さんとの会談
その後、森田さんと共に大津市の滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールへ向かい、折良くいらっしゃった上原恵美館長にお目にかかることができました。上原さんは、武村正義知事の時代に労働省から滋賀県に移り、文化振興課長や政策官などの役職を務めてこられた方です。昨日に続いて古い話ですが、私が政令指定都市対策特別委員会の委員長をしたときには、研修会の講師として堺市議会にお招きしたこともありました。県立図書館、県立近代美術館、県立陶芸の森など、滋賀県立文化施設をつくる作業を担われた上原さんは、いま京都橘大学文化政策学部の教授をしておられます。びわ湖ホールを開設された後は、副館長にご就任。「ハコモノ」に終わらない「劇場」をめざして「ソフト」づくりに励まれ、現在は非常勤職の館長です。そして今年3月、いっしょに仕事をしてこられたお仲間たちと、
「びわ湖ホール オペラをつくる…創造し発信する劇場…」(新評論刊)を上梓されています。その本の「さいごに」でも触れておられるのですが、市民文化を担う公共施設(図書館など)への「指定管理者」制度導入を憂うご意見を伺って、思いを同じくしました。
6月22日(金)「夏至」は、一日中雨が降り続いて、梅雨らしい日となりました。
午前中は事務所で仕事。東京から、団塊ネット共同代表のひとりである前田和男さんが訪ねてきて下さったので、統一地方選挙の結果や今後の選挙のことなどで情報交換をしました。午後から登庁して、皆さんからご相談事項を処理するために担当職員らとの打ち合わせ。少しずつ問題解決に当たっています。
そして、少し早めに帰宅して、「参加」を宣言していた“100万人のキャンドルナイト”に備えました。郵便ポストそばの常夜灯の電球もゆるめ、8時にはすべての電気明かりを消灯。ただ、冷蔵庫はともかく、電話機の待機電力の消費が気になりましたが、かけて来られる方もあったので電源を切るのはあきらめました。ところで、今夜のわが家は私ひとり。妻は、骨折入院中の父を見舞うため福岡の実家に戻り、息子は仕事です。ロウソクを備えていませんでしたし、話し合う相手もないので、10時までの2時間は「休息」と決めていました。寝床に横たわっていたのですが、目覚めたのはなんと朝6時。久しくし覚えのない“爆睡”です。「candle
night」ならず「sleeping night」となったため、昨夜の仕事はやり残し。この日記も「翌朝」に書いています。