9月16日(火)明け方に雨が上がり、安心して駅前議会報告に向かったのですが…
《2008.9.16〜17》
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※9月15日以前の日記は、前ページに掲載
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5時すぎに目覚めたとき、雨は降り止んでいました。今朝の駅前報告に参加するボランティアメンバーの誰もが、天候を疑うことなく集まって下さいました。ところが、新金岡駅AB出入口に向かう折に霧状の水滴が車のフロントガラス濡らしだしのです。それでも、傘を差さずに出勤される方もあったので、予定通り議会報告を開始。8時すぎには少し雨足が強くなったものの、暖かいご声援をいただいて、小雨のなかでの街頭活動をやり終えることができました。午前中は事務所での仕事をこなし、午後から登庁。明日の総務財政委員会や決算委員会分科会での質疑に備え、市当局との協議を重ねました。
ところで、固定資産税の過大徴収をめぐる毎日放送の報道「憤マン!“払いすぎた税金を返せ”行政の理不尽に怒りの声続々」は、午後6時半から10分間の放送で、うまく編集されていました。明日の質疑の素材にもなりそうです。
9月17日(水)昨夏、義父の葬儀後に福岡から持ち帰った白いヤブランが咲きました。
きょう開会された総務財政委員会では、前議会同様にトップバッターで発言しました。まず、3月の議会で指摘した阿坂墓地の不法状況がどのように改善されたかの報告を求め、今後の対処方針を確認。続いて、固定資産税や都市計画税の過大徴収事件のついて質問しました。前議会での答弁内容の誤りについて修正を要求し、その後の取り組みを確かめたのですが、市当局はどうやら、時効を超えての返還を実現すべく、その条件整備に入ったようです。
【追記】固定資産税過大徴収事件についての市当局の答弁
(前議会で長谷川の指摘を受けた後)
「まず、課税誤りをなくすことが第一義と考え、その方策を検討した。すぐに取り組めるものとして、実地調査後の記録を残し、進捗管理を徹底するための様式等を整備し、組織として管理するためのチェック機能を強化した。今後、課税客体の把握精度を高めるようシステム構築などの方策を検討すると共に、納税者に所有資産の内容を再確認していただけるような手法を検討するなど広報活動を充実させたい。また、5年を超えて還付できない課税誤りが判明した場合については、なんらかの救済措置が必要との観点から、他の政令市の制度や本市も償還金制度を設けていたことを踏まえて、制度内容についても検討してきた。その上で、返還の対象期間や旧制度を廃止した以降の対象者の問題、さらには財源の確保をどうするかという課題もあるので、それを精査した上で、できるだけ早い機会に結論を出したいと考えている」
●すっきりしない答弁の背景
上記の市当局答弁は、「できるだけ早い機会に結論を出したい」として、年内にも旧制度(20年間は遡って返還する)の復活を示唆しています。ずばりそのことを言えないのは、前議会の本会議で私がこの問題を取り上げ、さらに総務財政委員会で追及する前の日に、ある自民党議員が市当局に対して、「財源のことも考えろ」などと圧力をかけていたためと考えられます。きょうの質疑でその事実関係も質したのですが、市当局はさすがに明言を避けました。
とは言え、是正措置が遅くなればなるほど返還時期が遅れ、それだけ利子分に相当する償還割増額が増大することになります。この面からも年度が変わるまでに返還システムを確立することが不可避となっており、実際に返還作業を行う期間などを考慮すると、今年内に制度改善を実現せざるを得ないのです。
※昨日、毎日放送で流れた報道の概略が、MBSのホームページに掲載されています。