《2008.12.13〜15》
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12月13日(土)風下に芳香を送ってくれているヒイラギは、この季節の花です。
美原区にお住まいのご夫婦が事務所に来訪。以前、別の人に相談されたとのことですが、果たし適切なアドバイスができていたの?…と、首をひねりながら一緒に考えさせてもらいました。また今夜は、
アムネスティ・インターナショナル日本の堺グループが、
カトリック堺教会でクリスマス・チャリティコンサートを開催。第1部には、毎年出演される
正富ふさよさんのお子さんもチェロとバイオリンで参加。第2部では、吹上晴彦さんと小林由美子さんのデュオ・ユットラ(デュエット)のハーモニカを演奏を楽しみました。
12月14日(日)雨上がりの大泉緑地には、樹木や木の葉の香りが漂っていました。
きょうは1日、事務所にこもり、議会での発言制限を拡大強化する「議会運営改革案」に「賛成」と表明している会派(自民、公明、民主、クリエイティブ・フェニックス、プロジェクト堺)への質問状をまとめました。各会派それぞれに対する個別の質問状も書き始めています。ところで、市民の皆さんの間にも、今回の改革案についての疑問が広がっているようです。議長、副議長、議運委員長、議運副委員長への要望書を提出した
市民団体があるのですが、提案者側もいつになく手際よく対応し、「回答書」も届いているとか。なお、明日の総務財政委員会での発言は7番目、出番は午後2時以後になりそうです。
ところできょう、たまたま朝日放送のサンデーモーニングを見ていたら、「地方議会」のことが取り上げられていました。取材の元となったのは、前の鳥取県知事・片山善博氏(慶応義塾大学教授)の地方分権改革推進委員会(2007.9.18)での発言です。発言内容は次のとおりですが、堺市議会を傍聴された市民の方々は、どのように思われるでしょうか。
「非常に言いにくいことですが、全国の自治体は約千八百ありますが、ほとんどの自治体の議会では『八百長と学芸会』をやっています。『八百長』というのは、結論を決めてから試合をすることです。議会で議論をして物事が決まっていくのが本来の議会制民主主義ですが、結論を決めてから議会を開く。(中略)『学芸会』というのは、シナリオを決めてそれを読み合うということで、一字一句すり合わせをしたものを読む自治体もあります。一番ひどいのは北海道ですね。北海道議会などは本当にひどい惨憺たるものです。前日の夜に全部翌日の質問と答弁を決めて、答弁に次ぐ再質問も決めて、お互いそれをすり合わせをして、それから議会に臨むということで、多かれ少なかれ全国の自治体ではそんなことをやっているところがほとんどです。本当はこんなことで議会とは言えないのですけれども、こんなことをやっているわけです。」
12月15日(月)海外出張の「支度料」…2月議会に“廃止”の条例改正を提案
総務財政委員会では、一般議案への質疑と陳情審査を通じて、4つのことを議論しました。
@固定資産税等の過大徴収分を返還するための補正予算→1億6千万円の内容や返還制度の実施スケジュールなどを質し、今後は課税ミスを犯さない業務の推進を促しました。
A支度料を廃止する旅費条例の改正→9月議会での私の質問には、「国の制度の準じているから検討する考えもない」と言っていた市長が態度を変えたようです。総務局長らに答弁を求め、「2月議会に条例改正案を提案する」との確約を得ました。
B任期満了を迎える公募区長の評価→南区でモデル実施した区長公募の評価について、抽象論ではなく具体数値に基づいて検証することを求めました。
C自治基本条例の制定→民主党や自民党からも制定を促す議論があった自治基本条例について、制定に至るスケジュールを示すべきだと主張しました。
またきょうは、発言抑制を図る「議会運営改革案」についての問題点や疑問点をまとめ、「賛成」だという各会派の見解を求める質問状を提出しました。