(628)
《2008.6.15〜17》
6月15日(日)朝の気温が低く長袖シャツを羽織りました。一日中曇り空で、夜、雨に…
このところほとんど、事務所と市役所の往復だったので、久しぶりに遠くまで歩いてみたいと思っていたのですが、来客予定があって果たせません。せめて近場でも…と思い立って、大泉緑地は通常のコースを外して歩き、また時間をかけて周辺の墓地などを巡ってみると、調査中の事件情報に関して思わぬ収穫もありました。ところで、きょうの大泉緑地はバーベキューを楽しむ人たちで大にぎわい。カラス軍団が騒がしかったのは、宴の跡をねらっているのでしょうか。
●季節を迎えたタイサンボクの花が、濃い緑の中に浮かんでいました。
6月16日(月)明け方には雨も上がり、気温もぐんぐん高くなりました。
午前中にいくつかの所用を済ませ、午後から登庁。まず、土木部の担当者から、白鷺駅と中百舌鳥駅の間にある南海踏切の改良についての報告を受けました。先日来、改善を図っている通学路の踏切とは異なり、自転車での通行を容易にするために地元の方々からご相談を受けています。金岡町側は
昨年3月28日の日記に書いたように改良されたのに、中百舌鳥町側が遅れており、早急な対応を求めました。さらに、昨日新金岡団地内で捕獲されたという
「セアカゴケグモ」のことで保健所に確認。また、議会運営委員会の記録をめぐって事務局と協議したほか、19日の消防議会に提案される議案について消防本部から説明を受けました。
6月17日(火)きょうの最高気温は大阪で30度4分だとか。早くも真夏日です。
午後から5月議会(5月に開会したのでそう呼びます)の最終本会議です。市長から提案された諸議案に関してはさしたる論点もなく、共産党が
PFI手法による市営住宅建て替えに反対したほか、すべて全会一致での可決となりました。この問題に関しては、建設委員会での共産党委員の発言に注目していたのですが、議案に関する質疑はなく、「PFI手法に反対」という主張のようでした。私は常々、観念的な理由で議案への賛否を決めることは避けたい…と思っているので、具体的な問題点が指摘できない以上、提案を認めることにしました。
さて、きょう最大の焦点は、「後期高齢者医療制度」をめぐる意見書です。
13日の日記でご紹介したように、共に「制度廃止」を求めていた民主党案と共産党案が対立することになり、自民党や公明党も提案者になった
民主党(社民党含む)案が可決となりました。
●「廃止」の意見書案を提出した民主党や社民党のねらいは、いったい何だったのでしょうか?
私はまず、自公両党が民主案に乗ったのは、「廃止」や現制度への批判内容が削り去られ、国会での与党の主張と矛盾しなくなったからかと確かめました。「そうだ」との答弁があったため、国政野党としての主張と異なっていいのか…と民主党に迫り、また「民主党市民連合」という会派に混じっている社民党議員にも問いました。
●いくら言い訳をしても、堺市議会での民主・社民両党議員の言動は、市民の期待を裏切りました。
きょうの議論で紹介した動画ポータルサイトに掲載された
民主党の主張や
社民党の主張をご覧になれば、これら両党の国民への訴えと市議たちの行動の落差に、きっと誰もが驚かれることでしょう。文藝春秋7月号・鎌田實さんの文章を引用しながら、意見を述べました。