6月13日(金)梅雨はどこかに行ってしまったような快晴。日差しも強くなりました。
《2008.6.13〜14》
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※6月12日以前の日記は、前ページに掲載
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朝10時から始まった議会運営委員会が終わったのは、午後3時20分。このため、見学を約束していた金岡北中学校の体育大会に駆け付けたときは、閉会式の終了間際でした。
●議会運営委員会を異例の長時間にわたらせた、民主党の選択
きょうの議運では、最終本会議の議事運営について協議しました。当日上程される「意見書」のうち、「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書」の取り扱いをめぐって、議論が紛糾したのです。もともとこの意見書は、民主党市民連合(社民党を含む)案共産党案が提案されていました。「後期高齢者医療制度の廃止を求める」という内容が一致していましたから、両案を一本化して、国会同様の共闘関係をつくることができるのです。ところが、民主党は自分たちの意見書案から「廃止」の文字削り、いま自公両党が進めている制度手直し路線に合致するように内容を変えてしまいました。そして、自民党や公明党との“共闘”案により、共産党案を「一事不再議」という形で葬ろうとしたのです。
●民主主義のルールに基づく議会審議を促すための「一括審議」提案
「一事不再議」とは、同一形式で同一内容の議案が2つ以上あった場合、1つが可決されればその他のものを審議しないという議会運営上の原則です。今回の場合、民主党案はまったく形や内容を変えてしまったので、一事不再議の対象とはなりません。しかし、どうしても同一内容の議案として扱うのなら、「一括審議」(複数議案を同時に議題とする)にすべきだ…と、私は主張しました。民主党のねらいは、「廃止案に反対した」という批判を避けるために、共産党案(私も参加)を議題とせずに逃げること。市民の皆さんを欺くようなごまかし手法を用いず、堂々と議論するのが民主主義のルールのはず。休憩を挟みながら5時間にわたって議論を続けましたが、最後は多数決によって、自公民3党が“無理”を通しました。
●自民党の海外視察案(ドバイ、マカオ、ベトナム)は、9月議会に持ち越し
また、きょうの議運で結論を得るべく自民党が提案していた“海外視察”案は、参加を申し出る会派がなく、9月議会で再議論することになりました。前回議運で「参加する」と表明していた民主党も、あまりに観光要素の強い旅行案に賛成することができなくなったようです。
■最終本会議での発言、内部告発文書など
上記のような次第で、最終本会議に民主・自民・公明3党などが提案する「後期高齢者医療制度(廃止反対)案」に対して質問し、意見を述べることになりました。本会議は、17日(水)午後1時から開会されます。また、きょう1通の重要文書が届きました。9月議会で取り上げます。
6月14日(土)岩手・宮城内陸地震で大きな被害。山間部の崩落場面に息を呑みます。
数えたら今年で36年目になりました。縁あって、南部川村(現・みなべ町)・山本農園の南高梅を、ずっと取り次がせてもらっています。昨日収穫された青梅を、早朝、南港トラックターミナルまで受け取りに行き、予約のあった注文量に仕分けしていると、皆さんが次々と引き取りに来られます。金岡町から来て下さったKさん(男性)は、15sを梅干にされるそうです。出来上がったら、植物検疫の厳しいオーストラリアにお住まいの娘さんには種を除去して送られるとか。長年にわたって「この梅でないと…」と注文して下さる方とは、お互いに齢を重ねたことが確認できます。その一方、毎年ご注文いただく方のお姿が見えないと気がかりです。