9月27日(日)復活を賭けた朝青龍が優勝。横綱相撲のはずだった現職が敗れました。
※9月26日以前の日記は、前ページに掲載
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《2009.9.27〜28》
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堺市長選挙の結果は、現職・木原敬介候補=8万9006票。橋下知事が応援した竹山修身候補=13万6212票。4万7千票の大差で、現職市長が負けました。前回市長選での木原市長の得票は8万9741票で、今回から増えた美原区での得票5191を差し引くと、6千票近く減票したことが分かります。
正直なところ私は、先週木曜ころまで、竹山候補は善戦しても現職が強いだろうと思っていました。しかし、有権者は右の写真のように直前まで迷いながらも投票所に足を運び、期日前投票数は週末に伸びました。投票率は結局43.93%で、前回を11.5ポイントも上回っています。なれあい与党議員に守られた木原候補の声よりも、橋下知事の正鵠を射た応援演説に、市民は耳を傾けたはずです。市長選で市民が望んだのは、8月30日の総選挙と同様に「チェンジ」でした。自公民に社民党までが相乗りした市長は「ノー!」との意思が示されました。
●「闘わない、楽な政治をやっていてエネルギーは生まれない」と…橋下知事
竹山さんが「大阪府の部長を辞めて堺市長選に立候補する」と表明したころ、木原陣営は「横綱相撲で臨む」と言っていました。51人の市議のうち、私や共産党を除く41人が議会で木原市長を持ち上げ、盤石の支援態勢が築かれました。私は、「総選挙の結果によって事態は動く」と指摘したのですが、政権を奪取した民主党の堺市議の皆さんにはその歴史的政変の意義を受け止めることができなかったようです。国政選挙で打ちのめされ、再生の先行きすら暗い自民党や公明党と組んで、橋下知事が批判した“楽な政治”をやろうとした結果だと、この事態を受けて総括することができるでしょうか。口を開けば「自分たちが市民の代表」と宣(のたま)いながら、市民の意向を汲みとることはおろか、世論を見極めもせず、仲間内で市政を運営しようとした市議たちは、全員辞職して出直すくらいの猛省が必要です。
そんなことを思いながら、深夜、議会運営委員長を務める民主党議員の携帯電話を鳴らし、「早々に臨時議会を開いて、新市長の所信を聴き、議論しようではないか」と提案しました。
私の立場は、どのような市長が生まれようとも、市会議員として行政を監視し、市民の皆さんの思いに根ざした提案をするという使命を全うするだけです。新市長の市政運営を厳しく見つめ、これまでと同じように必要な発言を続けます。
9月28日(月)吹き荒れた橋下突風が、堺市役所に緊張と困惑を残しています。
3時すぎに「議員活動報告」の最終稿を仕上げ、メールで印刷所に送信。6時に目覚め、「アクション日記」を再点検して加筆しました。今朝のアクセスカウンターの回転はすさまじく、9時半ころ500超。出勤した市職員の皆さんにとって、市長選ショックを埋め合わせる情報が欲しかったのでしょう。こちらも登庁して、なれあい安泰市政が変わり始める様子を観察しました。LRT、大和川線、堺浜整備、市立病院、ブランド創造発信事業、総務局など、当選候補が施策変更を公約している課題をチェック。担当職員の緊張度は、ことさら高いようです。また、登庁議員は少ないのに、公明党は府議2人を加えて全員会議。共産党も全員登庁です。夜は、事務所に多数の来客があり、某自治会の民主化と再建方法を一緒に考えました。
大小路のLRT沿線(?)にあるガレージ軒先の短冊様の垂れ紙。「朝起きたら吊られていました。ありがたいです」と、写真を送って下さった方がありました。