10月6日(火)台風に押し上げられた秋雨前線のため、やはり天気が崩れました。
※10月5日以前の日記は、前ページに掲載
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《2009.10.6〜8》
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10月7日(水)台風の進路が近畿や東海に向かい、夕方からは雨も強くなりました。
雨のため、予定していた今朝の駅前議会報告は、残念ながら中止です。お陰で、建設委員会の行政視察に出発する新大阪駅には、少しゆとりをもって行くことができました。最初の訪問先は下関市で、視察テーマは「景観形成推進施策」と「自転車を活用したまちづくり」。1995年に制定された「都市景観形成基本基本計画」のことや、2004年12月に策定された「サイクルタウン下関構想」の実現状況などについて調査。現在、整備工事が進行中の自転車道路(写真右)なども見てきました。
きょうの視察先は北九州市。同市のシンボル的な「紫川」の改修を目的とする「マイタウン・マイリバー整備事業」について調査し、これに関連する「紫江'S水環境館」を見学しました。この施設は、改修方針に関する市民アイディアを募った際、当時の中3女生徒から寄せられた「川の中を見てみたい」という提案に基づいて整備されたもの。川岸にあった民間建物の地下室を利用して川底から水面までを見ることができるように整備したのです。たまたま来合わせていた子どもたちが、目の前に泳ぐ魚の姿を追っていました。
ところで、この視察旅行の道中で、木原市長を推した政党に所属する2人の議員と話を交わす機会がありました。一人は、「長谷川さんがアクション日記に書いていた『全員辞職して出直すくらいの猛省が必要』という指摘は、そのとおりだと思う」と深刻な顔をして言いました。ところが、もう一人の議員は「私らだって、選挙で市民の信任を得ている」と言うのです。やっぱり、ほとんど“反省”できない(「する必要がない」と思っている?)人もいるのでしょう。
ともあれ、木原市長の任期は今日で終わり。堺市役所に戻ったら、市長が議会各会派の控室を回って退任挨拶。私の部屋にも来られ、「厳しい指摘をもらいました」とおっしゃる市長との6年4か月にわたるやりとりを振り返りながら、しばらく手を握りあいました。また、その後、退庁される木原市長を大勢の職員らと共に正面玄関で見送りました。余談ながら、そのころには台風接近の影響で、雨もかなり激しくなっていたのです。
10月8日(木)夜半、激しい雨に風も強まりましたが、台風の上陸地点は東にずれました。
今朝の駅前議会報告ができないことは、昨夜から覚悟していました。台風来襲に備えて花鉢などもかたづけていたのですが、進路が東よりになり、大きな影響はなかったようです。10時から、市議補選での当選者の処遇について協議する議会運営委員会が開かれたので傍聴。会議室に報道カメラが6台入り、多数の取材記者が詰めかけていたのは、議運終了後、きょう就任した新市長の挨拶があるためでした。竹山市長は「できるだけ早い機会に所信表明の機会を与えていただきたい」と積極的でしたが、現在のところ「オール野党」の議運委員からの拍手は儀礼的なもので、議運委員長の答礼挨拶もなんとなくぎこちない雰囲気でした。
ともあれ、議運での挨拶を終えてから各会派の控室を回り、私の部屋に来られた新市長に対しては、「市長として最善を尽くしていただきたい。私は議員という立場で全力対応する」との意思を伝えました。握手を交わすと、“試合開始”のゴングが聞こえたようです。