《2014.5.27〜28》
(1402)

※5月27日以前の日記は、前ページに掲載

月27日(水)晴れましたが、昨日の雨の名残か気温はそう上がらず、23.3℃でした。

21日の議長辞職から始まった議会人事に関する手続きは、明日の本会議での諸役員選出で終わります。本来なら、今日で合意が成立し、本会議はその確認をすることで終わるはずでした。しかし、公明、維新、ソレイユ、自民、共産の各会派が合意した内容は、9議席ある泉州水防事務組合の議員を、これらの会派で独占するというものでした。しかも、そのことが田中議員と私に知らされたのは、今日の昼前のこと。とても容認できません。
このため、私たちは、常任委員会と特別委員会の割り振りには同意するが、それ以外の役職である監査委員、農業委員会委員、水防事務組合議員、都市競艇組合議員、関西広域連合議会委員、後期高齢者医療広域連合議会議員、広域水道企業団議会議員については5会派とは異なる立場をとることを表明しました。
明日の本会議では、まず監査委員の選任について市長から提案があるので、その質疑・討論を通じて私たちの立場を明らかにしようと思っています。なお、水防、競艇、関西広域連合の各議会議員は、選挙によって選出されることになっています。
●政治倫理条例をめぐり、最高裁が合憲判決
さて今日は、政治倫理条例の憲法違反が問われた事件で、最高裁判所が、広島高裁の違憲判決を覆し、「議員の公正さや議会の信頼を保つための正当な規制で、合憲だ」との判決を下しました。争われていたのは広島県府中市の条例で、議員の2親等以内の親族が経営する企業が自治体の発注工事を受注するのを制約する規定についてです。同様の規定は堺市の政治倫理条例にはありませんが、全国各地に波及した条例にはいくつも盛り込まれています。広島高裁の判決が条例の進展にブレーキをかけかねない状況をつくっていましたが、今日の最高裁判決で一変しました。また、全国で最初に制定された堺市条例も見直しが必要な時期にきていると言えます。なお、最高裁判決については夕刊各紙も大きく報じています。

月28日(木)今日は暑くなりました。27.6℃まで気温が上がり、半袖姿の人もたくさん…

本会議での討論は、水防議会議員などの選挙が終わってからになりました。議会役員の割り振り調整のベースになる、各会派の役職按分表を拡大したパネルを掲げて演壇へ。今回改選となる各種議会議員などの按分数を合計すれば、田中・長谷川分は「0.94」となり、非改選の倫理調査会委員の按分「0.11」を加えれば「1」を超えるという議運での主張を示しました。

今日行われた選挙結果をみれば、公明、維新、ソレイユ、自民の4会派だけでなく共産党までもが野合して、自会派の役職確保のために、私たちの言い分を顧みることがなかったことが歴然としました。「足かけ35年にわたる議員活動で、かつて例をみない暴挙だ」と批判。「一寸の虫にも五分の魂。満身に怒りを込めて抗議する」と討論を結びました。
なお、選挙では私と田中丈悦議員が話し合い、泉州水防事務組合議会議員は長谷川2票(最低当選者3票)、関西広域連合議会議員は田中2票とし、大阪府都市競艇組合議会議員には白票を投じました。なお、共産党議員団は、水防議会議員では自党議員に投票したものの、関西広域連合は公明党または自民党の議員に、都市競艇については維新の会の議員に投票したことが明らかです。

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