誰しも同じ思いを抱いていると思ったのですが、大阪維新の会の18人の議員と水ノ上議員が反対しました。彼らは「討論」をしなかったので反対の理由は分かりません。ともあれ、公明党、自民党、堺創志会、共産党、長谷川の28人が賛成し、この意見書は可決されました。
●「性暴力救援センター大阪SACHICOの存続と体制強化を求める意見書」も
性暴力の被害者を支援するため、阪南中央病院(松原市)に設けられて「SACHICO」が大きな役割を果たしています。ただ、国や府の補助金は運営費のごく一部に限られ、維持費の多くは同病院の負担や寄付金で賄ってきました。病院の負担が大きく、来年3月末で撤退を余儀なくされる事態となっています。大阪府の責任で活動拠点を確保し、運営費用を保障することなどを求める意見書が提案されました。提案者は、自民、公明、共産、創志会と長谷川です。
この意見書については維新議員が討論に立ち、「運営経費を助成しても、早晩立ちゆかなくなると想定される」と主張。どうやら、金を出さない吉村知事をかばいたいようですが、意見書には賛成。さすがに「反対」はできなかったものの、迷走ぶりが兵庫県知事への対応とダブります。
■兵庫県知事の選択と昨日のアクション日記
さて、昨日の日記に「斎藤知事はもっともcleverな道を選択」と書いたら、「英語では分からない」とのお声をいただきました。実は、この表現は今朝の「モーニングショー」(TV朝日)で玉川徹さんも使っていました。「clever」には「ずる賢い」とか「狡猾な」との意味があると以前に聞いたことがあって、斉藤氏の言動にぴったりと思いました。議会を解散しても選挙後の県議会で失職することは目に見えています。辞職なら、仮に再選されても残り任期は1年。失職まで知事の座にいて、テレビ出演で自己宣伝。きっと、今日は「自民党総裁選に報道が集中する」と踏んで、記者会見を昨日にしたのでしょう。それに、各党の足並みが乱れたら、「知事再選」も可能と。