午後、ベルランド総合病院ホールで開催された講演会「終わりなきアスベスト災害…『クボタショック』から20年を迎えて」に参加しました。基調講演をされた宮本憲一先生のお話は、まるで「アスベスト公害原論」の講義を聴くようで、改めて学び直しました。宮本先生は今年95歳。初めてお目にかかったのは堺市内にお住まいだった頃の住民運動で、50年ほど前のことだったのによく覚えていて下さいました。次に、胸膜手術で世界的評価を受けている岡部和倫先生(ベルランド総合病院呼吸器外科部長)、クボタショックの被害者支援に当たってきた飯田浩さん(尼崎労働者安全センター事務局長・元尼崎市議)らが講演。超満員の会場には、石綿問題総合対策研究会のお世話をいただいている東京科学大学(旧・東京工大)の村山武彦先生の姿も見えました。宮本先生のナマの講演を聴くために遠路を運ばれたそうです。なお、堺市からも環境局や健康福祉局の職員11人が参加。環境局長の来賓挨拶の評判がよかったようです。