昨日、最終本会議の議事運営を協議する議会運営委員会が開かれました。私は、会派に所属しない3人の議員の意向を必要に応じて伝えるため、オブザーバーとして出席しています。議事次第の最後のほうに「会議の審議時間について」と表記されており、「何だろう」と思っていたら、委員長(公明)が私たち3人の「本会議等での持ち時間について協議する」と告げ、各会派の意向聴取を始めました。
維新の会=1人20分にプラスされる20分を3人で分ける。公明党=同。創志会=20分を3人で分けるのは合理的で、試行実施すればよい。自民市議団=少数意見は尊重されるべきで、会派に所属しない議員の質問権が排除されないよう配慮し、合理的議会運営をすべき。共産党=議運構成員でない議員の持ち時間を(議運で)決めるのは少数意見を尊重する立場でなく、現行持ち時間は市政全般を議論するために最低限必要だ。
前回議運の終了後、委員協議を行うというので退席しようとしたら、引き留められ、「前議運委員長からの引き継ぎ事項について、各会派の意向をまとめてきてほしい」という委員長の発言を聞きました。どうやら、本会議での発言時間のこととは理解しましたが、これまでの慣例どおり議会力向上会議での協議になるのだろう思っていました。
ところが、いきなりの議運議題となり驚きましたが、発言を求められ、次のように述べました。
長谷川=議会での発言は、議員にとって基本的な権利であり義務だ。現行の運用で合意するまで3年にわたって議会力向上会議で協議した。本日、このような議論が行われることは聞いておらず、私たち3人の意向を一言も聞くことなく決定するという事態になれば、足かけ46年になる私の議員生活でもかつてない暴挙だ。議員の発言権を侵害することは認められない。発言時間を定める「議事運営に関する要綱」は基本的には「申し合わせ」で、議場で議長もそのように発言している。私たちの加わらない「申し合わせ」を決めるなら、それに拘束される義務はない。(この年になって)しんどいとは思うが、不当な発言時間制限には従わない。
結局、昨日の議運では、共産党委員が正論を通し、自民・市民クラブが「会派としての結論が出ていない」と表明したこともあって、自民市議団の委員が「この場で結論を出すのは無理だろう」と発言。引き続いての協議を行うことになりました。
ちなみに、今議会の大綱質疑本会議の終了時刻は、1日目=17時17分、2日目=14時25分、3日目=15時14分。所定会議時間の17時まで。初日の他はたっぷり余裕を残しているのです。