※8月27日以前の日記は、前ページに掲載
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《2005.8.28〜29》
8月28日(日) 新大阪駅前では、電光の温度表示が「28℃」…しのぎやすくなりました。
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衆院選の公示を2日後に控え、大阪16区や18区の前職候補を応援するために来阪した江田五月参院議員と新大阪で落ち合い、堺で夕食を共にしました。(写真右端は、前衆院議員の樽井良和さん)
旧26号線を車で走って泉大津のホテルまで送ったのですが、「明石の会合、思い出すなあ…」と、43年も前の懐かしい出来事が話題になりました。
学生時代の夏休み、「岡山と大阪の間で話そう」と会談の場所に選んだ知人の家(1軒おいた隣は私の生家)が、当時の国道2号線沿いにあって、海岸に近い国道の風景が似通っているのことに気づいたのです。長い付き合いしてきた江田さんと私は同い年ですが、ここ数日、福岡→千歳→津山→泉大津と、自宅に帰らず飛び回っているそうです。
8月29日(月) じっとしてても汗ばむ季節は過ぎましたが、街頭演説の弁士は汗だく。
江田五月さんが堺東駅前で演説すると聞いていたので、少し早めに出かけました。出勤時間帯を過ぎた平日の朝ですから、通行される方の数は少な目です。それでも、「郵政民営化法案への反対者を増やした民主党の参議院議員会長です」との呼びかけに、足を止めて聴き入る人たちが増えました。
さらに場所を移して遊説するという江田さんたちを見送ってから、市役所へ。きょうは、午前中に「議会のあり方に関する調査特別委員会」。その後、市教委や市当局からの報告を受けました。
ところで、総選挙はいよいよ明日、公示です。きょうNHKが放送した党首討論(日本記者クラブ主催)を見た人から、「選挙の争点がはっきり見えてきた」との声が届きました。民主党の岡田代表がきちんとした論陣を張ったのに対して、小泉首相は相変わらずのはぐらかしと開き直りに終始していたとのこと。「一体どんな内容だったのか?」と両党のホームページを開いてみると、民主党は詳細に掲載しています。自信と手応えを感じたのでしょうか。これに対して自民党はほんのわずか。それも、すぐに反論された岡田批判を繰り返しているだけで、民主党が要求する1対1の討論が実現したら、もっとはっきり見えてくるかもしれません。
「支持率」という人気に支えられて続いてきた小泉政権が、年金問題や外交など、国民にとって大切な課題を解決できずに行き詰まっていることは野党各党が指摘するとおりです。まるで「既得権益にしがみつく利権派退治」と言わんばかりに進めている“郵政改革”は、そのことをカムフラージュし、また小泉純一郎を“挑戦者”のように錯覚させています。しかし、その本質を見抜く論評に注意深く目を向けてみると、例えば、評論家の内橋克人さんや森田実さんなどの鋭い見解を、次のサイトで読むことができます。
●内橋克人(中国新聞記事)http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200508140006.html
●「森田実の時代を斬る」http://www.pluto.dti.ne.jp/~mor97512/ (とくに、8月10日以後の記事)
他方、立花隆さんは、今回の総選挙で自公連立与党が勝利した場合、「選挙のあとに、おそらく確実に小泉首相の任期は延長され、小泉首相は戦後の歴代首相の中で最もパワフルな政治家となり、憲法改正を自分の新しい任期中に政治日程にのせるところまでやるにちがいない」と予測しています。選挙で問われるのは、郵政改革ではなく、小泉政治4年の総括です。明日は、朝9時、JR高槻駅前で、辻元清美さんに声援を送るつもりです。