※5月6日以前の日記は、前ページに掲載
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《2008.5.7〜9》
5月7日(水)“海外視察”決算=議員1人経費201万円、報告書1冊2万2千円。
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今年1月28日〜2月8日、堺市議会では、5年ぶりに「海外視察」が強行され、5人の議員が参加しました。12日間のドイツ旅行で、実際にどれくらいの税金が使われたのか。「議員活動報告」に書くため、決算額を議会事務局に確かめました。
●総額1千万円超=参加議員1人あたり約201万円
総額10,043,390円。内訳は、旅費(議員、随行職員、同行通訳)、現地通訳料、事前研修講師謝礼、お土産代、報告書作成経費ですが、参加議員1人あたり約201万円かかりました。復活議論を始めたころは150万と言われていたのに、50万以上もふくらんでいます。節約しようとは、誰も思わなかったのでしょう。
●報告書の作成費=1冊2万2千円
3月末に発行された報告書の作成経費について調べてみると、印刷製本費466,200円のほかに、録音データ反訳料859.950円が支出されています。合計約133万円。作成部数は60部ですから、1冊単価=2万2千円となります。
●418ページのうち、議員が自分で書いた「報告」は5人合わせて15ページ
ところで、その「海外調査研究派遣報告書」の実物は、A4版418ページ、厚さ2p。そして、内容の大半(96%)は、事前研修の資料や記録、それに訪問先の説明などを録音した聞き起こしです。参加議員が自分で書いているのは、5人合わせて15ページにすぎません。1人あたりの旅行経費からすると、議員の報告1ページにつき67万円の税金が使われたわけです。
●報告書は、誰が読むのでしょうか…
この「報告書」は、参加議員や各会派など議会内に27部、行政部局に9部が配られ、図書館などでの市民公開用に22部が充てられました。各区役所の市政情報コーナーにも置いているのですが、ある区役所の担当者に聞いてみると「誰も見に来た人はいない様子」だそうです。隣接する図書館でも同様です。ちなみに、報告書1冊に2万2千円かかっていると担当職員に話したら、「そんな高価なものをここに置いていていいのですか…」と真顔で心配していました。
●納税した市民の要望に「返事」もしないという、失礼で無責任な行為が許されるでしょうか…
なお、市民の方々から「ぜひとも報告会を開いて下さい」との要望書が出ています。しかし、帰国後3か月経っても、参加議員の誰もが「イエス、ノー」の返事すらしていないそうです。
▲「どうしてもその“視察報告書”を読んでみたい」と思われる方は、上に掲載した表紙をクリックしてみて下さい。
5月8日(木)通勤される方の中に半袖やTシャツ姿が何人も見受けられました。
地下鉄・新金岡@出入口に立ちました。握手やご声援をいただいて、今朝の街頭議会報告は3時間近く続けました。午後から登庁して、5月議会に向けての調査も始めました。
5月9日(金)雲の多い天気で、気温も心持ち低かったようです。
新金岡駅のAB出入口での議会報告。昨日の@出入口に比べると利用される方の数は少なく、また馴染みの方々もそう多くない所です。しかし、1000万円を超えた“海外視察”の話をしていると、手を差し出して「議員活動報告」を受け取って下さる方が増えました。
また、きょうは午前中から登庁して、各種の調査。さらに、14日にお迎えする台湾からの訪問者の受け入れ準備などのため、関係部課との調整などにあたりました。夜は、事務所で市民相談。