地下鉄・新金岡②③出入口での議会報告。学校、大学が休校になって、人の流れがぐんと少なくなっています。また、マスク姿で出勤される方の数は増えているような気がします。
さて堺市議会では、きょうは５月議会の初日本会議です。まず、議長が辞職願を出し、承認されました。次回の本会議（２１日）で新議長を選出した後、副議長が辞任し、新副議長を選出する…という日程が決まっています。このため、本会議終了後の議会運営委員会で正副議長の人選協議に入りました。そこで、私は、次のような意見を伝えました。
１．正副議長の任期について→本来は、議員任期と一致させるべきです。
当市議会においては、１年ごとに辞表を提出するという申し合わせになっていますが、市民からは、役職のたらいまわしをしているのではないかという不信を買っています。また、従前は２年交代という慣例でもあったことを勘案し、今回選出する正副議長は議員任期満了まで務めるように改めることを提案します。
２．今回選出すべき議長について→北野礼一議員を全議員で推挙することを提案します。
北野議員は、２００５年５月に議長に選出されましたが、同年９月に公選法違反容疑で逮捕された際、潔く議長の職を辞されました。また、当市議会は北野議員に対する議員辞職を勧告する決議を行いました。ところが、同容疑は無罪判決が確定することとなり、昨年１２月議会において全会一致により名誉回復の決議を行いました。
上記事情にかんがみ、２００５年の任期半ばにおいて、堺市議会の名誉維持のため、心ならずも辞職された北野議員を今一度議長に推挙し、任期満了まで務めていただくことが、先の名誉回復決議を極めることになると考えます。
もし、全議員による推挙がかなわない場合、私は、議長選挙における自己の票を北野礼一議員に投じることといたします。
３．今回選出すべき副議長について→特段、推挙すべき候補をもたないので、協議に応じる用意があります。
すべての会派が、「議長候補あり」「副議長候補あり」と表明するなかで、私は「自分が選ばれる意思がない」ことと、「無罪判決が確定した北野議員の真の名誉回復を図る」ことを表明したわけです。また、１年で役職を交代し、「与党会派」に属していれば、「議員在任年数」だけを基準にして議長や副議長、さらに監査委員などの重要役職を与えられるという仕組みを変えることも提案しました。
私の提案と各会派に意向は「持ち帰り」となって議運は休憩。水面下での「調整」が進みましたが、きょうは結論が出ず、明日１０時から再協議ということになりました。