府営住宅の家賃減免のことで相談に来られた方がありました。年金減額で生活への不安を覚えるようになられたとのこと。「管理センター」までご一緒して、申請手続きをとっていただきました。ほかに、「老齢のため1階に移りたい」などとのご相談もいただいています。手続き代行が「議員の仕事」とお思いの向きもあるようですが、可能な限りご自身の手でしていただくことにしています。誰もが容易に申請などをできるようにすることが大切です。高齢化で出かけることも不自由な方が増えている折、公営住宅設置者側のサービス方法見直しも必要でしょう。
遺言や高齢者の財産管理についてのご相談があり、相談者と共に法律事務所を訪ねました。今回のケースは当事者自身のご相談ではなかったのですが、身体が不自由などの理由で相談に出かけることができない人のために、大阪弁護士会が
高齢者・障害者支援センター「ひまわり」を設けていることも知りました。出張しての法律相談、相手方や行政機関との交渉、財産の管理などの対応をしてもらえるそうです。
午後から登庁して、まず公園緑地部へ。一昨日の日記に書いた「今池」については、来月中旬に水利組合が清掃や草刈りをするとの確認を得たとのこと。その後、市教委、環境事業部、土地開発公社、清掃工場建設室などを回って、皆さんから寄せられた情報の確認や資料収集に当たりながら、8月議会での議論テーマの整理を始めました。なお、これも一昨日に取り上げたゴミの路上散乱についは、たまたま当該マンションの前でオーナーと出会ったので、賃貸契約者へのマナー徹底をお願いしました。
●大和川線工事で、堺市が阪神高速と大阪府に申し入れ
ところで、先日来「脱法行為だ」と追及してきた指名停止業者への発注問題について、堺市はきょう、大和川線の工事委託先である阪神高速道路鰍ニ大阪府に対して申し入れをしました。その内容は、「今後の業者選定に当たって、その時点で本市において入札参加停止等になっている業者については、本市に準じる措置を講じていただきますようお願いします」。
▼この問題を最初に議論したのは6月15日の
建設委員会です。その折に私は、次のような論点で市当局に迫りました。@シャープ進出にからむ工事の指名停止業者への発注に「違法」との判決が下ったことへの反省。A下水道工事の発注に当たっては、委託先に対して「堺市の指名停止業者には発注しない」旨の条件をつけたこと。Bこれらに基づけば、大和川線工事の委託においても、指名停止業者を参入させない措置を講じるのが当然だった。
▼私の指摘に対して市当局は、「判決を真摯に受け止めている」と答え、「下水道工事で委託条件を付けた」ことも認めました。それでも、「
大和川線工事の発注は適正だった」と強弁し、自分たちの非は認めなかったのです。ところが翌16日、大阪府の
部長会議での知事発言を知って
「アクション日記」に掲載したところ、17日の
MBSニュースや19日の
TBS「朝ズバッ!」の電波に乗って、市民感覚に鈍感な堺市の行政姿勢が全国に流れました。
▼
最終本会議(22日)で私は、請願に関する意見表明の際にこれらの事実を披露し、請願に込められて市民の思いを受け止める感覚を失った木原市政や“与党”議員を批判しました。すると、厳しい指摘に腹を立てた議員たちが発言妨害さえ仕掛けてきたのです。しかし、24日に
記者会見を開いた木原市長は、「
今後、委託工事においても本市の基準の適用がなされるよう、阪神高速路鞄凾ノ働きかけていく」と、それまでの態度を改めざるを得なくなりました。