《2009.8.16〜17》
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※8月15日以前の日記は、前ページに掲載
8月16日(日)京都では五山の送り火。各地にUターンラッシュ。明日から議会です。
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総選挙の公示を2日後に控え、各陣営の宣伝カーが“予定候補”の名前を連呼しています。「理想選挙」を唱えた市川房枝さんは、「清潔な政治を実現しようと思うなら、政治の入口である選挙からきれいにしなければいけません」と、このような事態を戒めていました。市川さんの最後の参議院選挙を大阪責任者としてお手伝いしたのは29年前。選挙後、7か月余りで市川さんが亡くなられた後の選挙模様は、理想から遠くなるばかりのようです。なお、昨日ご紹介した「気骨の判決」について、中日新聞の記事を見つけました。
さて、そのNHK番組も見ました。あの時代に、あれほどの判決を出した吉田久や合議で吉田を支持した裁判官は、まさに気骨の人だったでしょう。他方、いつでも“大勢に従う”という人たちがの時代の多数を占めるという現実も再確認できました。ただ、感受性の乏しい私にはドラマ化されると伝わってくるものが弱くなるようで、放送時間が重なって後半しか見ることができなかったETV特集「戦争とラジオ」にインパクトの強さを感じました。「報道」ではなく「報導」だった…。「戦時放送には軍に近い責任がある」…。NHKが、当時の記録文書や録音、職員の証言などによって、自らの戦争責任を検証する総括(自己批判)ドキュメントです。
8月17日(月)北海道のほかは、日本列島全域に晴れ。久しく見なかった天気図です。
異例の「8月議会」が始まりました。しかも、朝10時に議会運営委員会、午後1時に本会議開会、その後にまた議運という慌ただしさ。通常は短くても4日かかる日程を1日に凝縮する異常なスケジュールは、9月13日に告示される市長選のための措置です。なお、私の大綱質疑は、25日(火)の三番手と決まりましたから、おそらく午後1時以降の登壇になると予測されます。2度目の議運が終わってから、本会議で提案された議案について説明を要求。そして夜は、ある自治会役員の不正が疑われる事件について、事務所でご相談を受けました。
ところで、いよいよ明日、総選挙が公示されます。私の立場は“非所属”ですが、こんどの選挙では「政権交代による政治の浄化」(きっこのブログ2008.9.28から引用)を期待しています。
左の本は、菅直人さんが自由党(小沢一郎党首)との合併前の民主党時代に送ってくれたもの。本の結びに、「私の決意」として次のように書いています。
「この国を再生させるために超えなければならないハードルは二つある。まず次期総選挙で小泉自公保政権を打ち破り、民主党中心の政権を樹立すること。そのうえで、官僚と族議員の既得権益擁護のための今の政治を根底から改革すること。私には、この二つの戦いを民主党の先頭に立って戦い抜く覚悟と、自分ならやれるという確信がある」(2002年8月19日)
菅さんの強い決意は、小沢氏と組み、新・民主党の代表として臨んだ2003年11月の衆院選で民主党議席を大幅に伸ばしました。しかし、2005年9月には小泉旋風の前に大敗。菅さんが、決意から7年目の総選挙で“三度目の正直”を果たすことを、1974年の市川房枝選挙後に知り合った30数年来の友人として望みます。厚生大臣のとき、官僚たちが隠し続けた薬害エイズ問題を徹底究明したような手法で、この国の政治に大変革を起こしてほしいものです。