11月16日(月)朝方の冷えが、寝床を離れるのをためらわせるようになりました。
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《2009.11.16〜18》
きょうの本会議では、竹山市長から提案があった副市長人事についての質疑が行われました。しかし、質疑後に予定されていた討論(意見表明)と採決は先送りです。堺市議会は、新市長が求めた2人の副市長への同意にはすんなり応じず、臨時議会の会期を11月30日まで延長。この間、27日には議員総会を開いて、副市長候補2人の「抱負」を聞いた上で判断する…という異例の手順を経ることになりました。実は今朝、議案に関する各会派の意向を持ち寄る…という非公式の議会運営委員会が開かれたのですが、その開会時間が遅れました。原因は、その前にやっていた旧与党会派の間での「調整」がこじれて長引いたこと。単純に言えば、副市長人事を「全会一致同意」に持ち込みたい委員長(民主党)と、これに反発する公明党、自民党市民クラブなどが対立しているという構図です。
●新鮮味を感じさせた「質疑」の様変わりと、懲りない面々…
現在私は議運委員ではないので発言できないのですが、こんなことで審議を長引かせていることには感心できません。そもそも、どうして「旧与党」の野合など謀る必要があるのでしょうか。どうやら、「旧与党会派」が“結束”して推したはずの木原前市長が堺市民には受け入れられず、大敗したことを反省できない人たちがまだまだいるようです。
他面、本会議での市長への質疑は、前市長時代とはがらりと変わりました。「副市長人事と所信表明への質問だから当然」と言えばそれまでですが、9人の質問者への答弁はすべて市長が応じ、答弁原稿を離れて語るという風景は、傍聴席に新鮮さを印象づけたかと思います。これまでのように、ほとんどの議員が事前に市当局と“すり合わせ”した原稿を読み、市長は担当職員が書いた答弁書を読む…というやりとりに、傍聴市民はあきあきしていたはずです。
11月17日(火)目覚めたら冷たい雨です。事務所でも暖房機を使い始めました。
午後から市役所で、個人的な行政視察の下調べや準備を始めました。登庁を示す議員の名札ランプを見ると、きょうも副市長人事をめぐる水面下の調整が続けられているのでしょうか。昨日の質疑では、新市長の選挙中の発言と所信表明との差異を鋭く突いた議論がありました。しかし、「竹山市長の施策は、木原市政とほとんど同じで安心した」など、新市政へのすり寄りを窺わせる発言もあって、「旧与党会派」の逡巡ぶりが見えます。しかし、審議を引き延ばした結果「賛成」というのなら、市民はその目的を疑うでしょう。
11月18日(水)ガソリンスタンドで灯油を買い求める人の姿をたくさん見かけました。
昨日届いた喪中欠礼のお便りで、お世話になったKさんが亡くなられたことを知り、お悔やみに伺いました。その後市役所に向かいましたが、登庁している議員は少なく、事務局職員も落ち着いて仕事をしている様子でした。
午後遅く、久しぶりに桃山学院大学を訪問。来年度開講される科目の一部を受け持ってほしいというご依頼があり、辞退するつもりで出かけたのに、担当教授の上手なお誘いに引き込まれてしまいました。とても荷の重い仕事ですが、教えることは学ぶことと考え、チャレンジしてみます。