《2009.12.22〜24》
(820)
※12月21日以前の日記は、前ページに掲載
12月22日(火)朝の冷え込みが厳しく、日本海側は雪。山岳遭難のニュースも…
「アクション日記」月別インデックスへ
昨日午後から、事務所で進められている発送作業を手伝っています。先週から、何人ものボランティアの方々の手で準備が整えられ、「議員活動報告」(新春号)が印刷所から届くのを待っていました。夕方登庁して、ご相談ごとの処理と情報収集。
12月23日(水)今朝も厳しい冷え込み。日中はやや和らいだものの、夕方に雨です。
明日午後の本会議では、4回の発言を通告しています。その準備のため、ひたすら事務所で仕事。夜は、ご近所の方の通夜式に参列させていただきました。
12月24日(木)このところ寒さに震えていたのに、クリスマスイブは暖かくなりまなした。
12議会の最終日。午後からの本会議を前に、11時から異例の議会運営委員会が開かれました。もともとは自民党市議団の議運委員交代のための開催だったのですが、「慰安婦」問題についての意見書の取り扱いも話題となりました。
●LRT予算の削減などを含む補正予算は、修正案も原案も否決
今議会での最大焦点だった補正予算案は、市長が公約に基づいて、LRT(堺東駅〜堺駅)着工経費9億円余りを減額しようとするものです。これに反発して、公明党、自民党市民クラブ、フェニックスが提出した「減額させない」という修正案は、賛成23で否決。次に、民主党市民連合が提案し自民党市議団が同調した「調査委託費だけ残す」という修正案も、賛成16で否決。最後に諮られた原案は、賛成12(共産党・長谷川ほか)で否決となりました。このため、併せて補正予算に盛り込まれていた生活保護費などの義務的経費も否決されてしまい、市長は地方自治法の定めによって議会への「再議」を求めなければいけないという事態になったのです。閉会後の記者会見で、市長は新年早々の臨時議会招集を表明しました。
●判断分かれた指定管理者(東文化会館=可決、自転車駐車場=否決)
私が総務財政委員会で追及した東文化会館の指定管理者は、共産党などが反対にまわったものの賛成多数で可決。他方、建設委員会での質疑で選定手続上の瑕疵はなく、委託事業者の問題点も指摘できなったにもかかわらず、賛成したのは私だけで否決となりました。なお、この問題に関しては、指定管理者制度になじむ業務とそうでない業務をきちんと見極めること、また、指定管理には適さない業務があることも認識して導入を検討するように求めました。
●議会議決事件条例(議会の権能強化条例)の制定で注文
公明、自民両会派、民主など旧与党会派は、議会での議決対象を拡大し、重要案件の報告を義務づける条例を今議会で制定することにこだわりました。内容的には問題がないのですが、議会活性化のためにさらに豊富化することなどを、質問・討論を通じて呼びかけました。
●「慰安婦」問題で政府に誠実な対応を求める「意見書」は、継続審査に…
さて、議運でも議論となった「慰安婦」問題の意見書は、継続審査の動議が出て可決されたため、きょうは採決せず、次の議会までの間、議会運営委員会に委ねて審議することになりました。なお、継続審査に反対し、あくまで意見書(案)の否決を図ったのは、プロジェクト堺(西村真悟前代議士派)の2議員でした。
そのまま議事を進めたら否決されてしまうところだった意見書の扱いが変わったのは、この問題に長年取り組んでいる市民の思いが通じたもの。そのひとり、繁村和寿子さんから胸を打つお手紙をいただいので、今日の議場で披露しました。手紙はこちら
昨年6月、堺市議会に来訪された元「慰安婦」。左=イ・ヨンス(李容洙)さん、右=キル・ウォノク(吉元玉)さん