3月29日(月)朝の気温は7℃。日中もあまり上がらず、寒い一日でした。
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《2010.3.29〜31》
今朝は、地下鉄・新金岡駅C出入口で議会報告。気温の割に冷たい風が吹き、先週よりも冷え込んだ感じです。それでも、「議員活動報告」を受け取って下さった方は、乗降客の少ないこの場所で、前回よりも1割以上増えました。
10時から、2月議会の最終本会議。来年度予算案は、一部修正により可決。また、12月議会から継続審査になっていた「『慰安婦』問題について政府に誠実な対応を求める意見書」も、賛成多数で可決されました。反対したのは、自民党両会派とプロジェクト堺、民主党の一議員でした。
3月30日(火)今朝は1℃。美原区から来て下さった方が「R309は−1℃だった」と…。
昨日より6℃も低い朝、中百舌鳥駅の南側通路で議会報告です。「テレビのニュースで見ましたよ」、「がんばってくれてるから、家族全員で応援しています」など、配布ボランティアのメンバーに激励のお言葉をたくさんいただいたそうです。お配りした「議員活動報告」は前回よりおよそ3割増えています。また、夕方から、先日は某政党に譲った堺東駅前に立ちましたが、ここでは前回よりも配布メンバーが少ないのに、ほぼ同じ部数を受け取っていただきました。
なお、修理が完了した印刷機も調子よく回転。ボランティアの方々3人が事務所に来て下さって、「議会速報」の折り込み作業もはかどっています。
ところで、先月半ば、フリージャーナリストの
浅野詠子さん(都市政治研究所会員)が、「情報公開ですすめる自治体改革」を上梓されました。副題の「取材ノートが明かす活用術」が示すように、2008年まで奈良新聞の記者をしていた著者が、取材の一環として利用した情報公開制度について、その活用実践を記されたものです。行政の抱える問題をいくつも掘り起こして記事にされた手法は、情報をより有利に手に入れることができる立場にいるはずの議員たちに、「もっとやれるのではないか…」と、まさに叱咤激励して下さっているように読みました。また、この本には、堺市の倫理条例に基づく資産公開制度について、倫理調査会のやりとりを議事録で調べて書いて下さった部分もあります。
3月31日(水)曇り空ながら、朝から気温は回復し、午後には17℃になりました。
今朝は駅前議会報告を休ませていただき、久しぶりにゆっくりと眠りました。遅めの朝食をとっているところへ、地元の小中学校の校長や教頭のうち、退職や転任される先生たちが来訪され、ご挨拶を受けました。その後、ご相談をいただいていた北区常磐町の現場に出向いて調査。事務所に戻って「議会速報」折り込み作業を手伝った後に登庁した市役所でも、退任や人事異動対象の職員のご挨拶が続きました。
「2009年11月の『倫理調査会』の議事録をひも解くと、印象に残るやりとりが出てきた。ある動産をめぐって記載されたことを通して、政治倫理のあり方がダイレクトにあらわれている。それは、日常生活では使わない動産のうち、取得価格が30万円以上のものを記載する欄。そこに『ピアノ』と書き入れた市議がおり、委員からこんな質問が出た。『当人は事業をしているとは書いていない。そうすると、議員活動用にピアノが必要で購入しているということになるが、そのあたりが理解困難だ』
返ってきたのが名回答であり、話は1983年の政治倫理条例制定のころにさかのぼった。汚職事件に怒った住民が条例づくりに立ち上がり、米国の政府倫理法を参考にしたが、内容的には十分でない部分もあって、そこで前文に『高潔性を自ら実証し…』という文言を盛り込み、不十分さを補おうとしたのだという。」
※つづきは、浅野さんの本でお読み下さい・・・(自治体研究社刊 定価1800円+税)