7月8日(金)近畿、東海、中国、四国は、梅雨明けだそうです。一気に暑くなりました。
朝、病室の窓から見える景色は深い霧のなかにあり、梅雨明け宣言が出るとは予想しませんでした。さて、陽子線治療も5回目になって、治療室での緊張感が相当和らぎました。技師さんと交わすことばも膨らんでいます。今日は、いつも11時ころから準備にかかる私の照射を、来週14日に限って早めることはできないか…と尋ねてみました。その日、市立堺病院での治療があるため、早く出発したかったからです。しかし、「なるべく希望に添いたいが…」とおっしゃる技師さんの話を聞いてから、「私の都合は放念してください」と告げました。実は、この施設で照射を受ける患者の中には、胃を空にするため前夜から絶食してやって来る人もいるとのこと。平常通りの食事ができる私が、わがままを言うべきではありません。
7月7日(木)七夕の今日、各地で雨です。相生でも一日中、しっかり降っていました。
陽子線照射は4回目になり、受付の看護師さんから「流れがつかめましか」と問われました。また、ここに通院して治療を受けられる方々(とくに男性)が多いことに気づきました。多くの方がご同病のようです。トレーニングジムも2日目で、会員カードや記録ファイルが準備されていました。使用マシーンを1つ増やし、プールで泳いだ距離も確認。また、体重や体脂肪率、血圧なども計測しました。さて、どのような効果が現れるでしょうか。
●昨日、メールで要請した市民の方からのご相談は、「今夜の作業で対処」してもらえるそうです
なお、昨日市当局に対応を要請した市民の方の指摘箇所について、担当職員から「昼間は交通量が多く周辺への影響が大きいため、本日7月7日の夜22時頃から作業を開始します」との連絡がありました。ところで、入院先の食事の味は今日も満足です。昼食と夕食に力が入っていることも窺えます。今日の昼食「鮎の塩焼き」は本物の笹の葉に乗せて提供されています。「夏野菜の炊き合わせ」「天の川そうめん」と、いずれもいい味でした。また、「栄養科」の皆さんからのメッセージカードも添えられています。そうめんの分、ご飯が減量されているのは残念でしたが、不満を癒やすようにスイカの彩りが鮮やかです。
午後は、3日目のトレーニングジム。今日もマシーンを1種増やし、プールでしっかり泳ぎました。水泳はクールダウンに最適なのだそうです。ところで、「ストレステスト」発言を巡って、菅直人首相が孤立している様子です。確かに、発言の手順がまずく、混乱をきたしています。しかし、原発への対応はもっともっと厳しくあるべきです。照射準備の待ち時間に、小出裕章さんが6月に上梓された「原発のウソ」(扶桑社新書)を読み終えました。これまで国民をだまし続けてきた、「日本の原発は安全」「原発のコストは安い」「原発は二酸化炭素を出さない」…などなど、すべての「神話」と「まやかし」が福島第一原発の事故で完全否定された今、エネルギー政策は根底から見直さなければならないはずです。