●「公職にある者」の重い責任とその取り方…
西井勝さんが初当選したとき、奥さんが「これからは、3000人の皆さんの目で西井を監視してください」と挨拶し、支援者を感激させたと…とご当人から聞きました。西井議員が保釈となってすぐ、私は西井家を訪ねてご夫妻と懇談。事故の言い訳をしようとする西井議員に、「事故の話はいいから、まず拘留中の疲れを癒やしてほしい」と伝えて帰りました。出所進退のことは、きっと自分で考えてくれると信じ、その日は一切何も語っていません。
●大阪維新の会は、ほんとうに「辞職」を促したのか…
池田議員の発言をめぐって予算委員会が少し混乱した一昨日は、議会運営委員会の臨時会議が開かれ、維新の会が西井議員の公判について報告。「3月8日に懲役10月の求刑があり、4月11日に判決が出る。求刑があった日の夜、維新市議団が西井議員と会い、事態を受け止めて判断してほしいと伝えた」とのことでした。「当人から、辞めるという返事はなかった」というので、私は、「もし西井議員が辞職しない場合、維新の会として辞職勧告決議案を提出するか?」と質したところ、「本人の判断を待つ」としか答えません。
●いつまでも、地域の人々や子どもたちに慕われる「おっちゃん」でいてほしい…
いつだったかの産経新聞に、「西井議員の地元地域には、飲酒運転に甘く、同情論もある」旨の記事がありました。だとしたら西井議員は、自己の過ちを償うためにも、そのような誤った世論を戒めなければなりません。議員という公職から身を引くのは、その地位を得るために刻苦勉励した人にとって無念なことでしょう。しかし、もし西井議員が「公職者としての誇りと責任」を失っていないのなら、道は一つ。「間違ったときの身の処し方は立派やった」と、子どもたちに語り継がれる「おっちゃん」であり続けてほしいと思います。
●「辞職勧告決議」に、当人を辞職させる拘束力はありません…
3月23日の最終本会議には、堺市議会としても市民の皆さんに態度を示さなければならないでしょう。大阪維新の会は、自分たちが声高に叫ぶ「改革」とは裏腹に、「同志の議席」を保ち続けさせようとしているのではないか…。私の猜疑心が否定されることを期待します。
3月17日(土)お昼前まで雨が残りましたが、午後からは曇り。気温は11℃~13℃。
このところ少し調子が悪くなっていたパソコンを入れ替えるため、いつもお世話になっているSさんが夕方から事務所に来てくれました。まったく整理をしていないファイルの処理などで、いつものことながら作業が終わったのは深夜。その後、ソフトのインストールです。
一昨日の日記に書いた、東陶器小学校の移転をめぐるファックスは、「校区内の隠自治会長でもある西井勝議員に求められて書いた」とも、市教委は言っています。長年にわたる地元地域の懸案を自分の力で解決したい…との思いだったのかもしれません。最近、ある市民の方が書いているブログに、興味深い一文をみつけました。
▼今年のお正月、うちに来た中区の親戚が、ふと「西井のおっちゃん、もうあかんな~」というので、びっくりして「知ってるの!?」と言うと、「うん、近所のおっちゃんや」と言います。今「飲酒ひき逃げ」事件で話題の維新の会の西井議員は、地域で子供会の世話役等をされていたようで、地元では広く地域の人々に親しまれているようです。
実は、私は西井議員という人物が大好きです。正確にいうと、あの事件のニュースを知るまでは、そうでした。今年度の健康福祉委員長として責任を感じたのか、タバコを止め、昨夏はがん治療中の私を兵庫県相生市の入院先まで見舞いに来てくれました。5月議会での私の提案に応え、「がん対策推進条例」の制定に向けて尽力。2月の岡山市視察にも同行してくれることになっていました。
3月18日(日)朝からぐずついています。雨に濡れた水仙が一輪。いい色です。