午前中、市立総合医療センターへ。実は、1月下旬、深夜に同医療センターを利用された市民の方からお手紙をいただいていました。先月20日、実際の夜の光景を自分の目で確かめ、今日は病院幹部と共に現場確認。他にも気づいた改善点をいくつか指摘しました。
また、午後遅く登庁して、東電福島第一原発事故の被災者の方々の保養受け入れに取り組んでおられる市民の皆さんと懇談。昨年春に実施したプログラムの模様を振り返りながら、再実施に向けての課題などを伺いました。熱心な活動に頭が下がります。
折に触れ、沖縄の基地移転問題について情報を送って下さる真栄里泰山さん(元・那覇市企画部長)から、次のようなメールが送られてきました。
▼はいさい!ちゅううがなびら。毎度勝手にお邪魔します真栄里泰山です。田中正人さんの、久しぶりの待ちに待ったメールです。
▼それが、国の辺野古工事中断の緒戦勝利の報。最高裁の政治的配慮の異例の訴訟指揮で、仕切り直しとなり、防衛省はあたふた。自治法改正を無視して統治行為論で乗り切ろうとしたのでしょうが、国の訴訟戦術の失敗で予測されたとはいえ大失態です。
▼まずは県民の勝利の第一歩。とはいえ、訴訟が交渉協議に戻っただけということでもある。安倍首相は、「辺野古唯一」と憤懣の態。
▼工事中断しての交渉協議がいつまで続くのか。沖縄タイムスは、半年。琉球新報は1年程度の予測。その根拠は、選挙の話だけだが、サミット日程も視野に入れるべき。このままでは5月のサミットで、日米同盟の闇が明らかになり、ミットモナイ。
▼アメリカのオバマの判断もあるでしょう。2000年サミットで、沖縄基地の実態を直接見た首脳たち。15年たっても解決できない民主主義のない日米同盟を見ることになる。安倍もオバマも形なし。それだけに、話題を経済問題に絞りたいサミットに向けて辺野古で大イベントをして首脳たちにアピールしたいものである。
▼サミットの後、解散総選挙というのもありうる。もう自民は選挙モードだ。反安倍勢力は、統一候補の擁立を加速すべきだ。
いつも、「はいさい!ちゅううがなびら」(はぁーい!こんにちは)という“うちなーぐち”(沖縄言葉)で始まる泰山さんのメールを拝見しながら、沖縄の人々の闘いに心を寄せてきました。
裁判所の和解勧告受け入れは、ほんの少し、人々の心を緩めさせてかもしれません。しかし、ニュースを聞いて、「安倍首相のねらいは夏の参院選対策だ」と直感したのは、きっと私だけではないと思います。さらに、沖縄県議選も5月27日告示・6月5日投票だそうですから、二重三重に「和解」感を漂わせたいのではないでしょうか。