《2017.2.14〜15》
(1817)

※2月13日以前の日記は、前ページに掲載

昨日ご紹介した、崎山正美さんの「旧暦耳学問」には、「心に響いた抵抗の看板」として、右の写真も掲載されています。辺野古の反対運動テント小屋の脇に立てられているというこの看板は、東京の「砂川町基地反対同盟」が沖縄県民への連帯の意思を表したもののようで、この「立て看板に励まされる」と、崎山さんは書いています。
そして、1955年に始まった米軍立川基地の拡張に反対する砂川町の人々の運動が、1977年の基地返還つながったこと。沖縄でも、米軍による具志川村の土地収用へ住民の反対運動が、5年がかりで収容断念を勝ち取ったことを紹介。「この二つの闘争は我々の励みともなる歴史的な勝利であった。訓は決してあきらめないことであり、先人の苦しみと悲しみと勇気の歴史を忘れないことである」と、人々を励ましまているのです。

「朝貢外交」との批判もある安倍・トランプ会談について、琉球新報(2月12日)は「米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の返還問題について、飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設計画を「唯一の解決策」とし、推進することを確認した。共同声明にも盛り込んだ」と報じています。沖縄県民の怒りはさらに大きくなり、闘いは永続されるでしょう。

月15(水朝は1.5℃と寒かったものの、午後は9.5℃となり、少し寒波も和らぎました。

午前中、2月議会に提案される議案の説明を受けました。その要は、来年度予算案です。これまでの議論を通して取り組みを求めてきたことがいくつか実現することになりました。
●がん対策施策の充実
*前立腺がんの検診の実施(新規予算1776万円)。対象は、50歳〜69歳の男性市民。胃・肺・大腸がん検診か国保の特定健診と同時に、PSA検査を1回だけ受診できます。もっとも自己負担金1000円が必要ですから、無料の松原市などと比べてご不満の声が出てくるかもしれません。ちなみに、自己負担金は府内では摂津市の2000円が最高です。
*がん検診総合相談センターの開設(拡充予算3584万円)。問い合わせや相談窓口を一元化し、未受診者への電話勧奨と受診案内を行うことで受診率のアップを図ります。
●学校図書館司書の配置
*全中学校に学校図書館司書を配置(新規予算1764万円)。全40中学校を対象とし、1人が2校を担当します。まだまだ不十分ですが、やっと1歩を踏み出しました。
●アスベスト対策
*専門職員の配置と石綿含有塗材の使用有無調査(新規予算1億58万円)。昨年のお粗末な対応を反省して、アスベスト対策を危機管理室で集約する体制をつくるようです。併せて、今後問題となる石綿含有塗材への対策を講じるもの。麻袋再生業に関する健康被害などを含めたアスベスト対策についても検討が必要です。

今日は、全議員研修会。龍谷大学教授・土山希美枝さんの講演を聞きました。「議員の質問力」を高めるための提言をまとめられた分かりやすいお話です。同様のテーマで各地議会の講師として招かれている土山先生に、「講演後、顕著な変化があった自治体は?」と質問したところ、「堺市議会がそうなってほしい」とのご返事。責任を投げ返されました。

月16(木最高気温13.9℃。久しぶりに10℃を超えました。明日はさらに暖かに…。
月14(火最高気温は正午の8.1℃。少し上がりましたが、今日も時折の冷たい小雨。

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